以前トレンドだったアイテムもこの春は人気に陰りが出てきている。
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- Insiderは春のワードローブから処分すべきアイテムを3人のスタイリスト尋ねた。
- オーバーサイズのブレザーのようなゆったりしたアイテムは、フィット感のあるものに取り替えよう。
- 一方、あるスタイリストは、フィット感のあるアンクル丈のスキニージーンズではなく、少しゆったりとしたバギージーンズを履くことを勧めている。
チャンキースニーカーをレトロスタイルのスニーカーに
一時期流行したチャンキースニーカー。
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ファッションスタイリスト、ワードローブコンサルタントで、スタイル・バイ・ダニエル(Styled by Danielle)の創設者、ダニエル・カフィエロ(Danielle Cafiero)によると、ヴィンテージスニーカーが今ブレイクしているという。
多くの大手スニーカーブランドが、レトロな雰囲気のスニーカーを出してブームを起こしており、それらが今やチャンキースニーカーの人気を上回っているとカフィエロは話している。
彼女は、フラットでフィット感のあるレトロなスニーカーは、ゆったりとしたパンツからマキシ丈のニットドレスまでどんな服にも合うと提案している。
スモックワンピースではなくスリップドレスを
スモックワンピースは在宅勤務の定番ファッションだったが今はアップグレードしているという。
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スタイリスト兼ワードローブ・キュレーターのレイチェル・ニューマン(Rachel Newman)によると、スモックワンピースはカジュアルになりすぎていると感じるという。ニューマンはこの春、スモックワンピースの代わりにスリップドレスを選んでみてはと提案している。
「スリップドレスは洗練されていて、簡単にパンデミックの日々から離れ、まとまった印象を与えることができる」とニューマンはInsiderに語っている。
加えてスリップドレスは昼も夜も驚くほど選択肢があり、アクセサリーの使い方次第で素晴らしい装いになるという。
「日中はスニーカーでスリップドレスをよりカジュアルに見せることができるし、夜はヒールを履けば一気に雰囲気を格上げできる」とニューマンは話している。
使い古した下着は新しいものに交換する時期
アンダーシャツは伸びやすく、色落ちしやすい。
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シカゴ在住のパーソナルスタイリスト兼デザイナーのグラント・アレキサンダー(Grant Alexander)によると、下着やアンダーシャツ、ブラジャーには他の衣類と同じように寿命があるという。
もしあなたの下着が古くなったり、擦り切れたり、汚れたりしているようであれば、春のリフレッシュの時期が来ていると言える。
「下着は永遠に着られるように作られているわけではないのに、あなたの衣類の中でも、最も長い期間捨てていない物のひとつだろう」と彼はInsiderに話す。
新しい下着類を選ぶ際は、通気性の良いコットン素材で適度な伸縮性があるものをアレキサンダーは勧めている。
流行はアンクル丈のスキニージーンズからバギージーンズへ
スキニーのジーンズは、しばらくすれば人気とは言えなくなるアイテム。
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「2023年の春にルーズなバギージーンズが急増していることは、スキニージーンズが近い将来引退することを証明するものだ」とカフィエロはInsiderに話す。
ジーンズはローライズになると彼女は予想しており、リラックスした雰囲気のあるバギージーンズは、履く人に余裕を与えてくれると話している。
ゴム製のサンダルではなく、通気性のいい靴やサンダルを選ぶ
ゴム製のサンダルのスタイルや色はここ数年で大きく変わってきた。
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クロックスのようなゴム製のサンダルも、春のワードローブから一掃する必要があるとアレクサンダーは話している。
「本当に戻って来たのだろうか? その答えを出すためにそのサンダルを引き留めておくのはやめておこう」
代わりにサンダルや軽量スニーカーのような通気性の良いものを選べばいい。
オーバーサイズのブレザーやジャケットは、フィット感のあるものに
ブレザーは段々と大きくなっている。
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「何かを買ったとき、それが思った以上にオーバーサイズだった場合、(皆さん、次が大切だよ)それはそのアイテムと別れる時だ」とアレクサンダーはInsiderに話す。
ブレザーやジャケットが大きすぎると、身幅が広く見えたり、やぼったく見えたり、背が低く見えたりすることがあるという。
アレクサンダーは、ブレザーを引き取ってもらうか、または自分の体にきちんと合うより美しいカットの物を探すことを提案している。
スカート丈の流行はマイクロミニからロング丈に
Y2Kファッションのリバイバルで、マイクロミニは脚光を浴びた。
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カフィエロによると、この春は、デニムのマキシ丈からシルクのミディ丈まで長いスカートを見かけるようになるだろうと話している
タック入りのニットを合わせたり、ボクシーなブレザーを合わせたり、ロングスカートは今シーズン見逃せないトレンドのひとつである。
流行の小さなフレームのサングラスではなく、自分の顔にフィットするものを選ぶ
小さなサングラスはそれほど実用的ではない。
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「小さなサングラスの流行がまだピークなのかどうか、そんなことはどうでもいい」とアレクサンダーは言う。
「小さなサングラスは、自分の顔にきちんとフィットするサングラスほどスタイリッシュでもないし、お世辞にも美しいとは言えない」
自分の顔に合ったフレームをフィッティングしてくれる眼鏡店に行くことをアレクサンダーは勧めている。そこでスタイルやブランドから自分の気に入ったサングラスを選んでみよう。
コールドショルダーは流行遅れ。シアートップスを着てみよう
肩の部分が露出したコールドショルダーのトップスは徐々にフェードアウトしている。
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ニューマンによると、肩の部分が露出したコールドショルダーは流行遅れになっていて、このところのランウェイにあるファッションほど刺激的ではないという。
透け感のあるシアートップスは、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)が演じた主人公キャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が着ていたネイキッド・ドレス(シースルー素材で出来た露出の多いドレス)へのオマージュだ」とニューマンは話している。
「シアートップスはスタイリング方法が無限で、新鮮で刺激的なアイテムだ」
シアートップスには長袖、チューブトップ、タートルネックなどのアイテムがあり、色々なボトムスと合わせて着られ、透け感のあるボトムスと合わせれば、ワンランク上の着こなしができる。また、ブラレット(ノンワイヤーで自然な胸を作る軽い着け心地のブラジャー)を下に着ければよりシックな印象を与えられる。
カーゴパンツは人気だが、迷彩柄は過去の物になりつつある
カーゴパンツは確実に復活しているが、カモフラ柄はそれほど人気がない。
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ニューマンによると、多くの生地を使うカーゴパンツは今シーズン来ているアイテムだという。
「迷彩柄のパンツは古い実用的な物になっているが、カーゴスタイルのパンツはランウェイでもオフでも見られるように新しいスタイルになっている」
カーゴパンツは万能なアイテムだ。ヒールやクラッチバッグを合わせてドレスアップすることもできるし、スニーカーやオーバーサイズのトートを合わせればカジュアルに着こなすこともできる。
ロゴ入りのマイクロバッグはトゥーマッチ。ステートメント・クラッチバッグを選ぼう
ブランドのロゴ入りの小さなバッグがしばらく流行した。
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ニューマンによると、ブランドのロゴの入ったマイクロバッグは今はトゥーマッチなアイテムだという。2023年春のシーズンは代わりにステートメント・クラッチバッグを選んでみてはどうだろう。
「大胆な色、興味深い生地、ユニークな形のクラッチバッグは、服のフォーカルポイントとして機能する」と彼女はInsiderに話す。
クラッチバッグをチェーンで斜め掛けにすれば、装いをよりカジュアルに演出もできる。