LastTissue(ピーチ)税込3080円。1パックに6枚の「ティッシュ」が入っている。
撮影:山本洋子
外出先で汚れをサッとふき取りたい。
そんなときに役立つのが、ポケットティッシュだ。 その便利さゆえに、ついつい気軽に何枚も使ってしまう。
1回の使用でごみ箱に捨てるのはもったいないが、汚れたティッシュを持ち歩き、一日中使い回すのは衛生上好ましくない。
繰り返し使えるポケットティッシュ
この色以外に、黒や青、緑、水色の4色がある。
撮影:山本洋子
ティッシュの無駄遣いにモヤモヤし始めたころ、ネットでたまたま見つけたのが、デンマーク・コペンハーゲン発の雑貨ブランド、LastObjectの「LastTissue(ラストティッシュ)」だ。
「洗って繰り返し使える」と書かれたキャッチコピーに惹かれて購入した。
シリコン100%のソフトケースには、オーガニックコットン製のティッシュが6枚折り畳まれた状態で入っている。
1枚の大きさは、18.5cm×18.5cm。畳めば、手のひらにすっぽりと隠れるくらいのコンパクトサイズだ。
取り出してみると、ティッシュというよりもハンカチに近い。 いや、これはもうハンカチと言っていいだろう。
仕切りで使用済みのハンカチを分別
撮影:山本洋子
使い方は、ケース下部にある穴から1枚引き出し、使い終わったらケースのふたを開け、中に戻すだけ。
「へぇ。なるほど」と感心したのが、仕切りがあることだ。仕切りの上に使用済みのハンカチを収納することで、未使用のハンカチと混ざらない仕組みになっている。
仕切りの下には未使用のものを、上には使用済みのハンカチを仕舞える。
撮影:山本洋子
帰宅後は使用したハンカチを洗濯し、畳んで仕切りの下に戻す。
手洗いはもちろん洗濯機にも対応しており、1セットで3100 回以上の洗濯に耐えられるそうだ。面倒くさがりなので、洗濯機で洗えるのはとてもありがたい。
また、オーガニックコットン製ということもあり、口や手を拭いても肌に負担がかかりにくいのも嬉しいポイントだ。
ティッシュとは別物と割り切ってみる
撮影:山本洋子
オーガニックコットン生地という性質上、一般的なティッシュの役割を期待すると少々ガッカリしてしまうかもしれない。
私は花粉症なので、当初は鼻をかむティッシュとして使おうと考えていた。
しかし、個人的には布製なので鼻をかむのには抵抗がある。いくら洗えるとはいえ、醤油やケチャップなどシミとして残りそうな汚れはふき取りにくい。
食べ終わったあとに手や口をふいたり、ボロボロとこぼれそうなお菓子を食べるときの受け皿代わりにしたりするのには良さそうだ。
一日中、同じハンカチを使い続けるのが嫌だと感じる場合は、ソフトケースから新しいハンカチを引き出せばOK。何枚もハンカチを持ち歩いていた人は、その必要もなくなるだろう。
紙の消費とごみを減らせる
ポケットティッシュほどのサイズ感なので持ち歩きやすい。
撮影:山本洋子
ラストティッシュを持ち歩けば、外出先でついつい使ってしまうポケットティッシュの出番も自然と減るはずだ。 そうすれば、紙の無駄遣いとごみの量を減らせる。
正直なところ、ケース付きとは言え税込3080円は少し高いと感じた。
しかし、使い捨ての習慣を手放せると考えれば、その価値は十分にあるのではないだろうか。
その他にもLastObjectには、洗って繰り返し使える綿棒やコットンパフなど、エコでかわいい雑貨が揃っているので、ぜひチェックしてみてほしい。