お金との「付き合い方」が上手な人だけが知っている7つのこと

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お金の付き合い方が上手な人は、資産を生かす方法を知っている。

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  • お金との付き合い方が上手な人は綿密な将来計画を立て、財政的な目標設定に投資し、貯金を習慣にしている。
  • さらに、お金の付き合い方が上手な人は、おもに経験にお金を使い、量よりも質を選ぶ。
  • お金の付き合い方が上手な人の全員が億万長者だというわけではない。ただし、彼らのほとんどは、自分が持つ資産を最大限に生かす方法を知っている。

お金の扱いに長けている人は、最新のものや最高級の商品を手に入れることに興味がないし、巨額な収入や貯金を重視することもない。彼らは当たり前の習慣として、貯金と将来設計を行なっている。

著作家でマネーコーチとしても活躍しているリネット・カルファニ=コックス氏によると、お金のやりくりが上手な人は、私たちが知らない習慣を身につけているそうだ。

目の前のものをすべて買う必要はない

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オマハの賢人の自宅は、その総資産に比べてとても質素だ。

Business Insider

カルファニ=コックス氏は、お金とうまく付き合える人は消費者文化に流されないとしたうえで、こう続ける。

「お金の使い方が上手な人の多くは、流行に逆らうことを恐れず、消費主義から一歩距離を置く。多額の借金を抱え一文無しで、給料日から給料日までを何とかしのいでいる人は、BMWに乗って、デザイナーブランドのハンドバッグを所有するなどして、物質的には成功者を装っているかもしれない。だが、本当に成功している人は、その代わりに銀行へ数十万ドル(数千万円)を蓄えているのだ」

たとえば、ウォーレン・バフェットが今現在も暮らす家は彼の純資産のわずか0.001%の価値しかない(念のため指摘しておくと、お金とうまく付き合うためには億万長者である必要はない)。お金を上手に使う人は、必要最小限で生活することを重視する。

ブランドにはこだわらない

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ショッピングは量ではなく、質を気にかけたい。

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お金使いが上手な人は有名ブランドの商品を追い求めない。その代わりに、価値と取引を重視し、長持ちする高品質な商品を選ぶ。

「彼らは量ではなく質を気にかけ、見せびらかしたり目立ったりするつもりがないのでブランド名にはこだわらない」とカルファニ=コックス氏は言う。

また、そんな彼らが大きな額を支出するときは、長期的に物事を考える。「たとえば、500ドル(約6万6000円)のバッグか何かを買おうとするときは、『これならきっと10年は使える』とか考えている」

物品ではなく経験にお金を出す

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自慢するなら物品ではなく経験を。

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「お金の使い方が上手な人が自慢するのは物品ではなくて経験だ」と、カルファニ=コックス氏は言う。

ミレニアル世代の人々ほど、この傾向が強く、経験に対して優先的に支出する。Business Insiderのヒラリー・ホファワー記者がレポートしたように、ミレニアルズを対象にした調査で、「回答者の4分の1以上が、忙しかった1週間を終えたあとは、映画や飲食店のサービスタイムあるいはコンサートなどといった娯楽を通じて最も大きな喜びが得られる」と答えた。

カルファニ=コックス氏の考えでは、ミレニアルズはどうやら何かに感づいているようだ。

綿密に将来計画を立てる

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戦略を立てて、日常に流されないようにしよう。

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貯金、投資、あるいはファイナンシャルプランナーの協力など、手段はさまざまだが、お金のやりくりに長けている人は将来に対して計画を立てる。

「お金使いが下手な人は、今を考える」とカルファニ=コックス氏は指摘する。

前もって計画するかどうかが、お金との付き合い方が上手な人と下手な人の大きな違いだそうだ。「戦略的に計画を立てて、日々のあれこれに流されないようにするべきだ」

習慣として貯金と投資を行なう

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コツコツと貯金を習慣化していくことが大事。

JR-50/Shutterstock

お金に長けている人は、「貯金を始めるのは、昇進や巨額な臨時収入が入ってから」などとは考えない。彼らは貯金を習慣にしていて、今手元にある現金を貯金に回す。

「お金とうまく付き合える人は、ほかのどんな特別な行動よりも、コツコツと規則正しく貯金することが大切だと理解しています」とカルファニ=コックス氏は言う。

この傾向は、投資意欲のある人で特に顕著だそうだ。「投資や貯金があまり上手でない人は『5000ドル(約66万円)貯まるまで待とう』とか『十分な額が貯まったら投資を始めよう』などと考えます」

カルファニ=コックス氏は、とても小さな額であっても大きな意味をもつと指摘する。「貯金や投資を習慣にした人は、結果として大きな成功を手に入れます」

全員が億万長者ではないが、資産を最大限に生かす方法を知っている

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収入や資産が少なくてもできることはある。

metamorworks/Shutterstock

「収入や資産の多さに関係なく、規則正しく、そして賢くお金を管理する習慣を身につけることで、誰もがお金上手になる」とカルファニ=コックス氏は言う。

そう言う彼女も、資産や収入が少ない人には富を築くのがとても難しいことは理解している。しかし、それでもできることはあると言う。

お金使いがうまい人は、「できない」と言わずに、あらゆる事柄を正しい方向へ進む機会と捉える。たとえば「月に25ドル(約3300円)しか貯金できないのだったら、貯金する意味なんてない」ではなく「25ドルであっても、何も貯金しないよりはマシ」と考える。

巨額の財産がなくてもお金を上手に管理することはできる。月に25ドルだろうが、2500ドル(約33万円)だろうが、今ある富の扱い方を知ることが大切だ。

経済的なサポートを得るために支出する

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外部の力を頼ることを投資と考えよう。

Inside Creative House/Shutterstock

「お金の使い方が上手な人は、金融商品や金融サービスを買うことに前向きで、豊かになるサポートをしてくれるチームにお金を払う」と、カルファニ=コックス氏は説明する。

彼らはそういった支出を投資と捉える。「お金に対する考え方がしっかりしている人は、会計士、マネーマネジャー、ファイナンシャルプランナーなどのことを、自分の富を倍にしたり、資産を増やしたり、収入を増やしたりしてくれる存在だと理解している」。

最後にカルファニ=コックス氏は、お金との関係がうまくいっていない人は、「自分にはそのような出費をする余裕がない」と考えてしまうので、専門家に支払う費用を投資とはみなせないと指摘した。

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