アップルは、一部のコーポレート部門で年2回の賞与・昇格をそれぞれ年1回に移行すると報じられている。
Stephen Lam/Reuters
- ブルームバーグの報道によると、アップルは、一部社員に対するボーナス支給を延期し、多くの職種の採用を凍結するという。
- この動きは、メタ、グーグル、アマゾンのような企業が数千人を解雇し、ハイテク業界のより広範なコスト削減の中で行われた。
- アップルはまた、出張費やオフィスの出勤状況にも目を光らせているとブルームバーグは伝えている。
アップル(Apple)は、同社および業界全体でより広範なコスト削減が行われている中、一部の従業員に対するボーナス支給の頻度を下げ、雇用凍結を拡大すると報じられている。
アップルは、一部のコーポレート部門の従業員に対するボーナス支給と昇進の頻度を年2回から年1回に変更すると事情に詳しい関係者がブルームバーグ(Bloomberg)に語った。さらに、アップルは多くの職種の採用を凍結し、従業員が退職した際に補充しないことにしたという。
また、同社は出張費やオフィスの出勤状況をより厳密に監視しているとブルームバーグは報じている。2022年、アップルは従業員が週に3日以上オフィスに戻ることを義務付けるようになった。
メタ(Meta)、アマゾン(Amazon)、グーグル(Google)といったハイテク分野のライバルが、パンデミック時の過剰雇用もあって数千人を解雇する中、アップルは今のところ、レイオフを発表していない。ティム・クック(Tim Cook)CEOは今年40%の減給をしており、先週の株主総会で「支出については非常に慎重かつ思慮深く行い、雇用については引き続き非常に慎重だ」と述べていた。
アップルにコメントを求めたが、まだ返答は得られていない。