暖かい日も増え、本格的な衣替えとはいかなくても「そろそろブーツや厚手の冬服を片づけたい」と思う今日この頃。
でも革やウールなど天然素材は虫食いが心配。かといって、薬品のニオイがする防虫剤も使いたくない……。
約10センチの積み木みたいなウッドブロック
レッドシダーブロック・紙やすり付 税込590円(写真は2023年2月価格改定前のもの)。長さ10センチほどの棒状のブロックが20本入っている。
撮影:美里茉奈
「ブーツをしまう前に防虫剤と消臭剤を買わなくちゃ」と思いつつ、買い物のたびに忘れて先送り……春先のこんなループから解放してくれたのが、この「レッドシダーブロック」。
レッドシダーは、和名は「米杉」と言うらしいが、見た目が杉に似ているだけで、実はヒノキの仲間。その成分には防虫・防臭効果があるとして、天然の防虫剤として活用されてきた。
木の香りといっても、ほのかに香る程度。ケミカルなニオイが苦手な私と猫にはちょうど良い。
撮影:美里茉奈
靴&シューズボックスに入れたら……ニオイが気にならなくなった!
撮影:美里茉奈
シューズボックスは、どんなに掃除しても「素材そのもの」のニオイから逃れられない……(新品しかない靴屋でも、革やゴムなど独特のニオイがする)。
扉を開けた時のあのニオイを回避するために、竹炭や重曹をはじめ、これまでいろいろな消臭手段を試してきた。なかでも天然のもので一番効果を感じたのがこのレッドシダーブロックだった。
撮影:美里茉奈
シューズボックスだけでなく、クローゼットの中や洗面所のタオル収納のすき間、さらにはデスク上に置いたりして、ほのかな香りを楽しんでいる。
もし「もっと香りを楽しみたい」と思うのであれば、買い足して入れればよい。これでもう防虫剤の期限を気にする必要はなくなった。
ちょっと面倒なこともある
撮影:美里茉奈
このレッドシダーブロック、いいことづくめのようだがちょっと面倒なことも。
使っているうちに香りが抜けてくるが、その場合は付属の紙やすりで磨く。おそらく形がなくなるまでは半永久的に使える……とはいえ、たくさん自宅に置いていると、定期的にやすりで削るのは面倒かもしれない。
ただ、これもやり方次第。全部いっぺんに削るのは大変だが、1日数本であればすぐ終わる。気が付いた時に数本ずつ削る。3分もかからない。これを繰り返せば、さほど大きな手間にはならない。
また、「香り成分が結晶化した白い粉が本体に付着している場合があります」と注意書きに書いてあるのだが、この結晶が付着して汚れになる場合がある。
気になる場合は、直に触れるように置かずに、何かにくるむと良いだろう。
ちなみに、靴の中に入れブロックを出すのを忘れて履くと、痛い思いをしがちだ。いっそ全部の靴に入れるようにして、履く前に逆さにしてブロックを取り出す習慣を身につけても良いかもしれない。
まとめ買いしておくと何かと重宝する
撮影:美里茉奈
靴箱だけでなく、クローゼットや台所などニオイや虫が気になる場所ならどこでも使えるレッドシダーブロック。
これまで防虫剤といえば使用期限があり、定期的に買ったり捨てたりする必要があった。レッドシダーブロックは“使い捨て型”ではなく、ちょっとの手入れで半永久的に使うことができる点がいいと感じている。
加えて、ついで買いにちょうど良い価格なのもありがたい。次は、冬布団と毛布をしまう時のために買い足そうと思っている。