リッツ・カールトンの2つ目の豪華クルーズ船｢イルマ｣、2024年9月の就航に向けて予約受付開始

• リッツ・カールトン・ヨット・コレクション（The Ritz-Carlton Yacht Collection）が、2隻目のクルーズ船｢イルマ｣の航海の予約受付を開始した。
• 乗客456人を収容するこの船は、2024年9月に就航予定で、料金は1人あたり6800ドルからとなっている。
• 同クルーズラインの1隻目｢エブリマ｣も｢かなり順調に予約が入っている｣とリッツ・カールトンは2022年にInsiderに語っていた。

リッツ・カールトンは、1隻目の｢海上ホテル｣の成功に続き、最新クルーズ船｢イルマ（Ilma）｣の予約受付を開始した

しかし、イルマに乗りたい人は、もう少し辛抱する必要がある

ホテルブランドが｢スーパーヨット｣と呼ぶこのクルーズ船が就航するのは、2024年の予定だ

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初航海は2024年9月に始まり、6つの地中海周遊コースが設定されている。料金は1人あたり6800ドル（約90万円）からだ

7泊から13泊の日程で、スペインのバレアレス諸島に寄港したり、エジプトのアレキサンドリアなどで宿泊したりといった予定が組まれている

この6コースには、どこにも寄港しない日が少なくとも1日はある

この日が乗船中で最も退屈な日になるという人もいるかもしれない。しかし、少なくとも海に浮かぶ全長240メートルのリッツ・カールトンのホテルで過ごすことができる

この豪華なイルマはメガクルーズ船ではない。ロッククライミングウォールも、何列ものウォータースライダーも、退屈な子どもたちのためのにぎやかなミニゴルフコースもない

しかし、プールデッキ、船尾に配置されるインフィニティプール、5つのレストラン、6つのバー、ラウンジ、そしてスパがある

このクルーズラインの1隻目のクルーズ船、全長190メートルの｢エブリマ｣についてすでに知っている人であれば、｢イルマ｣に見覚えのある施設があることに気が付くかもしれない

エブリマと同様、イルマにもマリーナとそれに隣接するテラスがある。船が停泊している間、ゲストはそこから海に出たり、マリンアクティビティを楽しむことができる

最大で456人のゲストを収容でき、スタッフもそれに近い人数が乗船する

イルマには暗い船室はない。228の客室には、すべてプライベートバルコニーまたはテラスが設置される

客室面積は、バルコニーを除いて28平方メートルから93平方メートルだ

Source: The Ritz-Carlton Yacht Collection

リッツ・カールトンらしく、客室にはダブルの洗面台付きバスルームや無料のシャンパンボトルなど、豪華なアメニティが用意される

1隻目のエブリマの予約状況をみると、イルマも大きな成功を収めるだろう

UBSのアナリストは2022年10月のメモで、ラグジュアリークルーズ市場は｢桁外れ｣だと述べている。このクルーズラインは、マリオット（Marriott）傘下のホテルチェーンを運営するリッツ・カールトンが運営している

Source: Insider

同クルーズラインが2022年10月にInsiderに語ったところによると、エブリマの2023年シーズンに向けての予約状況は｢かなり順調｣で、夏の地中海クルーズは｢わずか｣しか残っていなかった

Source: Insider

当時から2024年の予約はすでに｢順調なペースであり、予想以上｣だった

クルーズ市場に参入したホテルブランドは、リッツ・カールトンだけではない

この1年で、フォーシーズンズ（Four Seasons）、アマン（Aman）、オリエント・エクスプレス（Orient Express）も、新たな超高級クルーズラインを発表した

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ザ・リッツ・カールトンのクルーズは予約好調。2023年の航海も6割は予約済み