ニッチ化が進むネットとソーシャル、マーケターの向き合い方は?「ニッチの台頭は障壁ではなくチャンス」

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※この記事は、ブランディングを担う次世代リーダー向けのメディアDIGIDAY[日本版]の有料サービス「DIGIDAY+」からの転載です。

何十年ものあいだ、画期的な文化的瞬間やテレビ番組、広告などは、会社の冷水機や自販機の周りで人々がそのことを話題にするかどうか、つまり世間話のネタになるかどうかが重要なポイントになってきた。

たとえば、人気テレビドラマ「ザ・ソプラノズ(The Sopranos)」の(やや物議を醸した)最終回や、スーパーボウル中の停電事故を活用したオレオ(Oreo)の「ダンク・イン・ザ・ダーク(Dunk in the Dark)」広告のように、オフィスで人々が集まって議論するようなことがあれば、その文化的意義は明らかにあった。

今日では、そもそも人々はパンデミック以前のようにオフィスでの勤務をしていないため、冷水機や自販機の周りでの井戸端会議がなくなっている。それだけでなく、皆がひとつのことに注目するような大衆文化の重要なイベントも少なくなっている。

ネットはマイクロコミュニティが広がる空間に変化

近年、オンラインでのコンテンツの増加により、インターネットの経験がより個別化されていると、広告代理店のエグゼクティブたちは分析する。人々が自分が興味深いと感じる特定のニッチに焦点を当てることができ、みんなが好きだからといって、それに合わせるのではなく、自分が好きなものにフォーカスすることができる。

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