アマゾン、杜撰な採用管理の内実。計画人数の3倍の求人数も…「過剰採用」が9000人追加削減を招いたか

アマゾン

REUTERS/Benoit Tessier

アマゾン(Amazon)には昨年まで、求人プロセスをチェックする体制がないも同然だった。そのため、管理職は規定の人数をはるかに超えて求人・採用できる状態にあったことがInsiderの取材で明らかになった。

Insiderが入手した内部文書によると、例えばAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のユーティリティコンピューティングチームは2022年、7798の求人しか許可されていなかったにもかかわらず実際には2万4988の求人を出した。つまり、このチームは当時の人員数目標の3倍以上の求人を出していたことになる。

この内部文書から、アマゾンには求人数と空きポストの数の差に関する標準化とガバナンスが欠如しており、「過剰採用」を含む「矛盾、ミス、潜在的な悪用が起こりやすいプロセス」になっていたことが読み取れる。

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