アーノルド・シュワルツェネッガーさん。1985年に撮影された写真。
Harry Langdon/Getty Images
- アーノルド・シュワルツェネッガーさんは俳優としても、ボディビルダーとしても、これまでカロリーを計算したことはないと語った。
- その代わり、体重を減らしたい時は食事をプロテインまたは野菜スープに置き換えていたという。
- シュワルツェネッガーさんの特製スープは食物繊維や栄養が豊富で、減量中でも空腹をあまり感じずに済むという。
アーノルド・シュワルツェネッガーさんはこれまでカロリーを計算したことはないものの、2つのシンプルな減量法が体型の維持に役立ったと話している。
俳優でボディビルのレジェンドでもあるシュワルツェネッガーさんは、食事や運動に気を付けていてもダイエットの効果があまり感じられない停滞期をどうしたら抜けられるかファンから尋ねられ、自身の減量法を明かした。
「わたしの場合、シンプルに食事を減らすことでうまくいきました」
シュワルツェネッガーさんは、自身の減量法は朝食を遅めに取るか、夕食を大量の野菜スープに置き換えるかして、1日1回、通常の食事を取らないことだと話している。
高タンパクなブランチ
体重を減らすには、消費するカロリーよりも摂取するカロリーを少なくする必要がある。シュワルツェネッガーさんによると、そのためには1日の食べ始めの時間を遅らせるのが役立つという。
「普段よりも遅い時間に、トレーニングを終えてから卵やグラノーラ入りのヨーグルトを食べて1日を始める時もあります。朝食というよりブランチに近いです」とシュワルツェネッガーさんは話している。
朝食を完全に抜いてしまうと、あとで不健康な選択をして結果的に体重が減らなくなってしまうと示唆する研究もある。ただ、食べ始める時間を少し遅らせることで、カロリーの摂取量を減らす助けになることもある。
また、朝食でタンパク質をたっぷり取ることで血糖値を安定させたり、エネルギーが急激に低下するのを防いだり、その後の空腹感を抑える助けになるとも栄養士らはInsiderに語っている。
夕食には栄養豊富で低カロリーな野菜スープ
ほぼビーガン(完全菜食主義)な食生活を送っているシュワルツェネッガーさんは、1日の最後の食事はいつも大量の野菜スープだと話している。
シュワルツェネッガーさんはその基本レシピを「とてもおいしいけれど軽い」夕食として自身のニュースレターの中で紹介している。このスープにはオリーブ油、レモン汁、クミン、塩コショウ、ひよこ豆、ブロス、プレーンの低脂肪ヨーグルト、新鮮なハーブなどが入っているという。あとは好きな野菜や手元にある野菜を使えばいいとシュワルツェネッガーさんは以前話していたが、レシピではにんにくや玉ねぎ、ズッキーニ、ほうれんそうもその材料として挙げられている。パンプキンシード・オイルも入れるという。
野菜は栄養だけでなく、食物繊維も豊富だ。研究によると、食物繊維はわたしたちの消化を助け、食べた後の満腹感にもつながるという。
食事の半分かそれ以上を野菜にすると、体重を減らす助けになる。野菜はカロリー密度が低いからだ。つまり、野菜ならカロリーの摂取量を低く保ちながらたくさん食べられるということだ。