無印の「カポック混」パンツは350グラムで超身軽。吸湿発熱素材だから寒暖差のある春にピッタリ

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撮影:苫米地結子

春になると新しい服や文房具を買って新鮮な気持ちで仕事がしたくなる。

かく言う私も、そんな春の雰囲気に飲み込まれた一人である。

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無印良品「木の実から作ったカポック混 タックパンツ」税込4990円

撮影:苫米地結子

新しいビジネスウェアを探しに無印良品を訪れたところ、着回ししやすそうなボトムスを見つけたので買ってみることにした。

色は黒と生成の2種類あったが、明るい色を身につけたかったので生成を選んだ。

世界で最も軽い天然繊維「カポック」

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撮影:苫米地結子

ん…? タグに書かれている「カポック混」とはなんだろう。

聞き慣れない単語が目に留まったので調べてみると、どうやら「カポック」とは東南アジアに自生する植物のようだ。

少ない肥料や水で育ち、農薬もほとんど使わず育てられることから、環境負荷の少ない植物として注目されつつあるらしい。

その実から採れる繊維は、「世界で最も軽い天然繊維」といわれており、なんと綿のおよそ8分の1という驚きの軽さだ。

本当に軽いのか

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撮影:苫米地結子

履いてみると、確かに羽毛を纏っているかのようにふわっと軽い。

無印のデニムパンツと重さを比較してみたところ、デニムパンツは449グラム、カポック混パンツは350グラムだった。

素材の比率はオーガニックコットン65%、カポック35%。100%カポックで作られているという訳ではないが、3割ほど混ざっているだけで約100グラムの差があることには驚いた。

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撮影:苫米地結子

しゃがんでもへんな突っ張り感がなく動きやすい。

ウエストがゴムになっているので締め付け感もなく、一日中履いていても快適に過ごせる。

軽いのに保温性もGOOD

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撮影:苫米地結子

特筆すべきは、カポックは保温性にも優れているという点。

湿気を吸ってあたたかくなる吸湿発熱の機能を持ち合わせているので、軽い着心地と保温性を両立できるという訳だ。

まさに寒暖差の激しい春の気候にふさわしい素材と言えるだろう。

私が住んでいる青森県は3月下旬でも最高気温15度以下の日が多いが、今のところこれを履いて寒いと感じたことはない。

しばらく外で過ごす場合はさすがに寒いと思うが、一日のほとんどを建物の中で過ごすような日であれば十分快適に過ごせる。

着回ししやすい

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撮影:苫米地結子

着用し始めてから2週間ほど経つが、シンプルなデザインなのであらゆる服との相性がよく、洋服選びに悩むことがなくなった。

トップの写真のようにビジネスウェアとしても、おでかけ着としても重宝している。

今や裾を2回ほど折って足元に抜け感を出して履くのが私の定番スタイルだ。

ポケットも深くて機能的

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撮影:苫米地結子

パンツの前後には十分な奥行きのある両ポケットがついている。

後ろポケットにはスマートフォンが、前ポケットには長財布がすっぽり隠れてしまうほど入る。

これなら仕事の合間にコンビニでお昼を買いに行く時なんかも手ぶらで行けそうだ。

シワはできやすい

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撮影:苫米地結子

気になる点を挙げるとすれば、シワができやすいことだろうか。

洗濯するたびにシワだらけになるので、アイロンでお手入れする手間はある。

素材の特性上、アイロンをかけるときは底面温度を110度以下にし、スチームなしでかけなくてはならない。

生成はネットでは売り切れ

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撮影:苫米地結子

軽い履き心地で、寒暖差の激しい春の気候でも快適に過ごせるカポックパンツ。

無印良品のオンラインストアをチェックしたところ、既に生成は売り切れていた。

人気商品のようなので、運よく店頭で見つけたらぜひ手に取ってみてほしい。



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