Katrin Lillenthal / EyeEm/Getty Images
- フィンランドが6年連続で「世界で一番幸せな国」に選ばれた。
- フィンランドでは「幸福のマスタークラス」の参加者10人を無料で招待するとしている。
- フィンランドの政府観光局Visit Finlandのマスタークラスは6月中旬、4日間の日程で開催される予定だ。
フィンランドが6年連続で「世界で一番幸せな国」に選ばれた。
3月20日に発表された2023年版の『World Happiness Report(世界幸福度報告書)』によると、フィンランドは「他の全ての国を大きく引き離した」スコアでランキングのトップに立ったという。独立した専門家のチームが執筆し、国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)がまとめたこの報告書は、平均所得や心身の健康といった要素から評価している。報告書のデータは主にギャラップ(Gallups)のWorld Pollを利用している。
6年連続で世界一となったことを受け、フィンランドの政府観光局Visit Finlandでは、フィンランドの幸福の秘訣を学んでもらおうと、世界中から10人をフィンランドに招待するとしている。
Visit Finlandの「Masterclass of Happiness(幸福のマスタークラス)」は、6月に湖水地方にあるクル・リゾート(Kuru Resort)で4日間の日程で開催される予定だ。旅費や宿泊費は全てVisit Finlandが負担する。公式サイトによると、参加者には個室が用意され、プライベートサウナやスパ、その他全ての「必要施設」が利用できるという。
期間中は、フィンランドの専門家からネイチャークラフトや食事、ウェルビーイング、健康、バランスなどについて学べるセッションもあるという。
募集はすでに始まっていて、締め切りは4月2日だ。参加希望者はReelまたはTikTokで自分が「実はフィンランド人かもしれない」と思う理由を表現した動画を作ることも必要だ。なお、マスタークラスの様子は撮影され、Visit Finlandの広告の材料として使われる予定だという。
政府機関Business Finlandのシニアダイレクター、ヘリ・ジメネス(Heli Jimenez)氏は、フィンランドの幸福度の高さは「自然との密接な関係や堅実なライフスタイルから来ています。謎めいたものではありません」とプレスリリースでコメントしている。
「それは学ぶことのできるスキルです」