ボディケアのLUSH、「デジタルからの投資撤退」を提唱。Facebook内部告発者の講演開催も

LUSH

ML Robinson / Shutterstock.com

※この記事は、グローバル視点でウェルネス業界の最新動向をお届けするメディア「Glossy」の記事です。

ボディケアのLUSH(ラッシュ)は、米テキサス州オースティンで先ごろ開催された毎年好例のビジネスカンファレンス「サウス・バイ・サウスウエスト(South by Southwest、以下SXSW)」でのアクティベーションで、看板商品のバスボムだけでなく、ビッグテックに関する真実の爆弾(ボム)も披露している。

Facebook内部告発者の講演を開催

オースティンでの毎年恒例のこのイベントで、LUSHによるポップアップ「LUSH HOUSE(ラッシュハウス)」は「デジタル・ダイベストメント(デジタルからの投資撤退)」にフォーカスして3月10日にオープンした。倫理的な懸念からTikTokとメタ(Meta)が所有するソーシャルプラットフォームから撤退するというLUSHの2021年の選択が強調されている。

アクティベーションの一環として、LUSHは英国拠点の調査会社、オピニウムリサーチ(Opinium Research)に調査レポートを依頼し、倫理やソーシャルメディア、ブランドに関する人々のセンチメントを調べた。

このポップアップでは、LUSHの幹部や、Facebookの内部告発者であるフランシス・ホーゲン氏をはじめテック分野の活動家らによる一連の関連講演を特集している。もちろんLUSH自慢のバスグッズも披露されている。

ハイテク業界の参加が多いSXSWでこのポップアップは「会話のきっかけになるだろう」と述べるのは、LUSHのグローバルブランドディレクター、アナベル・ベイカー氏だ。同氏は、このポップアップとそのプログラミングはビッグテックにとって「ちょっとした刺激」だと説明する。

3月10~13日に開催される一連の講演は、3月13日月曜日にベイカー氏とホーゲン氏の対話によって締めくくられる。この対話は、ソーシャルメディアを「持続可能で、オープンソースで、コミュニティによって管理され、反復的で、アクセスしやすく、人生を肯定する」ようにする方法について語られるという。

ソーシャルメディア撤退の決断は消費者から支持

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