株価はもう年内上昇の余地なし、期待するならハイクオリティ債や日本円。スイス金融大手UBS最新予測

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UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの投資責任者は、株式から債券に資金をシフトさせる時期が来ていると投資家に助言する。

REUTERS/Denis Balibouse

スイス金融大手UBSの富裕層向け資産運用部門グローバル・ウェルス・マネジメント(Global Wealth Management)のマーク・ヘイフェリ最高投資責任者(CIO)は最近の顧客向けメールで、債券市場は景気後退入りを時間の問題と認識しているとの見方を示した。

社債価格は上昇が続き、米国債利回りの動き(すなわち短期利回りが長期利回りを上回る逆イールドが2022年春から続いていたが、最近その利回り差が縮小)は、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派転換(利下げ)が目前に迫っていることを示唆している、というのがその根拠だ。

一方で、株式市場を主戦場とする投資家たちは、いまだに経済成長の持続に期待を寄せている。

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