ChatGPTはポートフォリオ管理に革命をもたらす可能性がある…しかし「予言者」ではない

ピンタレスト(Pinterest)のビル・レディ(Bill Ready)CEOは、ChatGPTのようなAIボットが問題を引き起こす可能性があると警告している。

ピンタレスト(Pinterest)のビル・レディ(Bill Ready)CEOは、ChatGPTのようなAIボットが問題を引き起こす可能性があると警告している。

Photo Illustration by Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

  • ChatGPTは、投資プロセスにおいて役立つアシスタントになり得ることが、研究によって明らかになった。
  • つまり、AIを投資家のための「副操縦士」として利用可能だと、韓国の研究者が述べている。
  • ただし、ChatGPTは市場予測ができるわけではなく、「予言者」のような使い方はやめた方がいい。

OpenAIのChatGPTは、資産のポートフォリオ管理における効果的なアシスタントとして使えることが、2023年3月16日付で公開された研究論文で明らかになった。

チャットボットは人間のようにポートフォリオを最適化することはできないが、資産運用の知識や経験がない投資家にとっては役立つだろうと、論文を執筆したソウル大学の研究者、コ・ヒョンジンとイ・ジェウクは述べている。

また、プロのポートフォリオ・マネージャーもChatGPTを利用することで生産性を向上させることができるという。

論文には次のように記されている。

「ChatGPTは金融業界の『予言者』というより、投資家やポートフォリオマネージャーの『助手』や『副操縦士』になれる。一定の枠組みの中で適切に使用された場合、ChatGPTは資産配分に革命を起こす可能性がある」

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