「どんな間取りに引っ越しても使い続けられる家具」を実現してくれたのは、突っ張り棒メーカーの知恵だった

壁一面、天井から床まである棚に憧れていた。

しかし部屋の間取りに沿うピッタリなサイズの家具であるほどに、引っ越したときに次の住居でも使える保証はない。

場合によっては、引っ越しのために廃棄する必要も出てくるかもしれない。

自分で作ればずっと使える

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引越し前の旧居で使っていた壁一面の棚

撮影:野口羊

そんな心配でなかなか家具を買えずにいたのだが、「自分で作る」という選択で解決することができた。

実際につい先日引っ越しをしたのだが、旧居で使っていた壁一面の棚を、新居にも設置して使うことができている。

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新居に設置した壁一面の棚

撮影:野口羊

上下に突っ張った木材に板を載せただけのシンプルな構造の棚なので、柱になる3本の木材の長さを調整しただけで、引っ越し先でも壁一面の棚として使うことができたのだ。

「ラブリコ」で作る棚

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撮影:野口羊

そんな棚を作る際に使用したのが、「ラブリコ 2×4アジャスター」。

突っ張り棒のパイオニアとして知られる平安伸銅工業の、DIYを趣味とする人の間では言わずと知れた名作アイテムだ。

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撮影:野口羊

ホームセンターで売っている、安価でポピュラーな規格の木材「2×4(ツーバイフォー)材」を指定の長さにカットして、上下にはめ込むだけで、天井から床までガッチリ突っ張る柱を作ることができるのだ。

もともとさまざまなニーズを満たす突っ張り棒を作っていた知見が活かされているのか、固定した際の強度も高く、耐荷重は最大20キログラムと十分な大きさだ。

この柱の間に棚板とその支えを渡すだけで、大きくて安定感のある棚を作ることができる。

既存の壁や床には全く手を加えないので、もちろん賃貸住宅でも、原状回復には全く問題ない。

引っ越して長さが合わなくなっても

床から天井までの高さは、住居によってさまざまだ。

引越し先に同じ木材を持っていったとしても、そのまますんなり棚として使えることはかなり稀だろう。

そんなときには、長さを調整することも可能だ。

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撮影:野口羊

長過ぎればその分をノコギリで切ればいいし、短かった場合は、別売りの「2×4ジョイント」を使用して、長さを延長することも可能だ。

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撮影:野口羊

接続する両方の木材にビスで固定してからあわせると、ガッチリとくっつき、全くグラグラしない。

これで長さの足りない木材でも、しっかり上下に突っ張ることができるようになる。

買い替えずに、作り変える

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更に前の住居で使っていた棚

撮影:野口羊

どんなにこだわって選んだ家具でも、間取りに合わなくなれば買い換えるしかない。

しかし自分で作れば、そこに「作り変えて使い続ける」という選択肢が生まれる。

長く使い続けられるものをしっかり選ぶことも重要だが、自分の手を加えることでも、ずっと長く付き合っていくことができるのだということを、ラブリコに教えてもらったのだった。


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