危機管理の専門家「彼は笑顔を見せるべきだった」…トランプ前大統領が罪状認否で出廷、無罪を主張

ドナルド・トランプ前大統領と弁護団。2023年4月4日、マンハッタンの裁判所で。

ドナルド・トランプ前大統領と弁護団。2023年4月4日、マンハッタンの裁判所で。

AP Photo/Seth Wenig, Pool

  • ドナルド・トランプ前大統領は、カメラに「微笑むべきだった」という。
  • 代わりに、法定での彼の写真は「エネルギーのなさ」を表していると危機管理の専門家は Insider に語った。
  • 「そのビジュアルイメージは永遠に生き続ける」とマックス・マルクッチは述べている。

ドナルド・トランプ前大統領は2023年4月4日、ニューヨークの裁判所に出頭し、罪状認否を行った。危機管理の専門家は、彼は報道陣のカメラに向かって「笑顔を見せるべきだった」とInsiderに語った。

前大統領はそうではなく、疲れ果てているように見えたと危機管理会社レビックのシニアバイスプレジデント、マックス・マルクッチ(Max Marcucci)は述べた。報道された画像は、彼の「強い性格」やエネルギッシュなところを反映していないという。

裁判所への出廷についてクライアントに助言してきたマルクッチは「彼の出廷時の写真はエネルギーが低かった。私なら、彼を自信に満ち溢れているように見せると思うが、そうではなかった」と述べた。

トランプは、自分に対する第一級業務記録改ざんなどの34件の起訴内容を聞き、「無罪」を主張した。この起訴は、大統領選挙期間中の2016年にアダルト女優のストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)への「口止め料」支払いをめぐる捜査に続くものだ。

トランプは車で裁判所を出るときにはカメラに向かって手を振ったが、罪状認否のためにマンハッタンの裁判所内を移動するときには眉をひそめているように見え、彼のためにドアを開ける人もいなかった。法廷からの画像には、弁護士に挟まれて、沈痛な面持ちでカメラを見つめている彼の姿が映し出されていた。

「その瞬間、彼は自分をコントロールできているようには見えなかった」とマルクッチは述べ、トランプの「1000ヤード凝視(戦場の恐怖によって感情が麻痺した兵士が持つ、うつろで焦点の定まらない眼差し)」を指摘しました。

「あの写真は、永遠に残るだろう」

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