若くて高学歴、高収入、ワーカホリックの男性の労働時間が一番減っている…最新の調査で


アメリカの平均労働時間は、高収入で仕事熱心な男性が最も低下しています。

アメリカの平均労働時間は、高収入で仕事熱心な男性が最も低下している。

Peter MacDiarmid/Getty Images

  • 最近の研究で、アメリカの平均労働時間が2020年以降に30分以上減少していることがわかった。
  • 若い男性が仕事との関係を変えたことが大きく影響しているという。
  • かつて最も働いていた男性たちは2020年以降、平均で週3時間、労働時間を短縮している。

ここ数年、多くのアメリカ人は、どれだけ働くのかを含めて、仕事との付き合い方を変えている。

実際、最近発表されたブルッキングス研究所の調査によると、アメリカの平均労働時間は過去3年間で30分以上減少している。30分と聞くと大した時間ではないように思えるが、同研究所によると、職場全体の生産性を考慮すれば、240万人近くの労働者が「不足」していることになるという。

全米経済研究所 (NBER)で最近同様の調査を行った研究者によると、特に3つのグループが仕事を縮小しているという。この研究に携わったワシントン大学セントルイスのシン・ヨンソク(Yongseok Shin)教授は、そのグループは、高学歴の若い男性、高収入の男性、以前は最も長時間働いていた男性だと2023年3月30日の学会で述べている。NBERの研究では、2007年から2022年までのアメリカ合衆国労働省労働統計局(BLS)の調査データを使用している。

ブルッキングス研究所の研究者によると、これはほぼ白人労働者に限って言えることで、ヒスパニック系や黒人の労働者は、2019年と同程度かそれ以上の割合で仕事に「参加」している。それにもかかわらず、有色人種の労働者は白人の労働者よりも職場で新型コロナウイルスにさらされることを恐れていると言及されている。

「実際のところ、新型コロナウイルスへの懸念は、そのために労働力を失っている人の割合が高いグループの方が一般的に大きい。しかし健康上の懸念があるにもかかわらず、働く必要性があり、非常に厳しい労働市場でしかその機会を得られない人、平均的に資産が限られる一部のグループの人々を労働市場に押し戻したのかもしれない」と2019年から2022年までのBLSのデータを調査したこの研究についてブルッキングスの研究者は語っている。

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