「金融商品の90%が2040年までにAIを導入する」。初のAI運用ファンド責任者がいま注目するハイテク銘柄4選

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投資の分野にも、今後さらにAIの導入が見込まれる。

KATERYNA KON/SCIENCE PHOTO LIBRARY via Getty Images

ChatGPTのような人工知能モデルがAIの革命的な力を示すように、その潜在的なユースケースは無限にあるように思われる。自動化が簡単な分野とそうでない分野があるにせよ、投資を含め、AIによる破壊的な影響から完全に無関係でいられる分野はないだろう。

実際に一部の投資家は、5年以内に金融業界にAIモデルが普及し、トレーダーがリアルタイムで市場環境の変化に対応できるようになると考えている。フィンテック企業、エクボット(Equbot)の共同創業者兼最高投資責任者(CIO)のクリス・ナティヴィダッド(Chris Natividad)によると、2040年までにすべての金融商品の約90%が、取引や銘柄選定など何らかの形でAIを導入するはずだという。

ナティヴィダッドは、ニューヨーク証券取引所に初めて上場した、投資判断をAIに任せる上場投資信託(ETF)「AIEQ」のCIOも務めており、その運用資産は1億1000万ドル(約145億円、1ドル=132円換算)を超えている。

投資にAIを活用する

AIEQは、IBMの自然言語処理および機械学習技術であるワトソン(Watson)を活用し、数百万件のマクロ経済データを瞬時に分析することで保有資産のバランスを取っている。

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