創業50周年のFedEx「スピードより効率」改革案をアナリストが全面支持する理由。モルガンSは「一時代の終わり」と

prime_FedEx_consolidation_50th

4月17日に創業50周年を迎えた米物流大手フェデックス(FedEx)が構造改革を断行する。演説台前がラジ・スブラマニアム最高経営責任者(CEO)。

REUTERS/Brendan McDermid

米物流大手フェデックス(FedEx)は4月5日、大規模な構造改革と業務改革の実施に向けたプランを明らかにした。

この改革次第で、同社の歴史は後世、最初の50年と次の50年で大きく異なるものとして語られるようになるかもしれない。

同日開催された投資家向けイベントで、フェデックスのラジ・スブラマニアム最高経営責任者(CEO)は「私たちは事業会社を一つの組織に統合します」と語った。

アナリストや投資家にとって、そのひと言は何年も前から聞きたいと思っていた経営トップの決断を示すものだったに違いない。

と言うのも、同社は地上配送部門の「フェデックス・グラウンド(FedEx Ground)」と航空輸送部門の「フェデックス・エクスプレス(FedEx Express)」を別々の会社として長らく運営してきたが、その非効率性は目に見えて明らかで、業績低迷の要因にもなっていたからだ。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み