退職後に株投資を本格学習、2020年「155%」21年「100%」の神リターン叩き出した保険大手VP、その一部始終

エトナ バイスプレジデント

米医療保険大手エトナ(現在はCVSヘルス傘下)のバイスプレジデントを務めたビブハ・ジャー氏。

Vibha Jha

ビブハ・ジャー氏は、米医療保険大手エトナ(2018年に米ドラッグストア大手CVSヘルスが買収)でバイスプレジデントまで務めた人物だ。

2013年に退職した後、彼女は中長期保有を基本とする投資と短期売買を繰り返すトレーディングに熱を入れるようになった。

ジャー氏が株に興味を持つきっかけになったのは、まだエトナに勤務していた1990年代半ば、現金で車を購入したことだった。

当時、投資銀行に勤務していたジャー氏の兄は、車につぎ込む金があるなら、マイクロソフトのような成長企業の株を買ったほうがいいと彼女にアドバイスしたそうだ。

「もちろん、兄の言うことなんか聞きませんでした。小さい頃からの家庭教育の影響です。父の口ぐせは『借金はするな、ローンを組むなら最小限にしろ』でしたから」

ただ、兄の言葉をその時軽く受け流したのは失敗中の失敗だった。

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