気温が上がって雑菌が繁殖しやすくなり、部屋の色々なものが臭いやすくなってきた。
湿気の多い梅雨や、部屋でも汗ばむような夏はもうすぐそこまで来ている。
匂いでごまかすのではなく、ちゃんと臭いの元から消臭したい。
とはいえ、お気に入りの洗剤やルームフレグランスの香りは消したくない。
嫌な臭いだけを消臭
撮影:森亮太
北海道の企業、環境大善の「きえ〜る 室内用」は、そんなわがままに応えてくれる、天然成分100%の消臭液だ。
界面活性剤やアルコールが入っていないので、手肌にも優しい。
それでいて、消臭効果は第三者機関のお墨付きも得ており、消臭性能も非常に高い。
撮影:森亮太
液体は無色なので靴や服、毛布といった布製品から、トイレやシンクなどの水回りまで、使いどころを選ばずガンガン使える。
撮影:森亮太
冬の間に何度か飲み物をこぼしてしまい、うっすら臭いが気になっていたコタツ布団に使ってみた。
気になっていた臭いが消えたので、このまま洗濯すれば安心してコタツをしまえそうだ。
一般に、消臭スプレーなどはフローリングに付着するとベタベタしたり、粉っぽい跡がついたりするものも少なくない。
しかし、きえ〜るは水に近い成分なのでベタつかなかった。
撮影:森亮太
このベタつかず、跡も残らない特性は、洗えないチェアなどの家具の消臭にうってつけだ。
液体は無臭なので、手や腕についてしまってもタオルで拭くだけでよいのもうれしい。
酪農家の悩みの種が、消臭液に
右の写真において、右のボトルが牛の尿を微生物で分解し、消臭効果が付与された液体。左がそれを無色透明に処理した液体。
環境大善公式ホームページよりキャプチャ
冒頭で天然成分100%と書いたが、このきえ〜る、原料はなんと「牛の尿」である。
きえ〜るは環境大善が独自の技術で牛の尿を発酵・培養させて作り出した、新しい液体原料をもとに作られる消臭液なのだ。
牛の尿は、適切に処理をしないと土壌や河川を汚染する、公害の元である。
酪農が盛んな北海道ではこの汚染と、処理にかかる多額の費用が悩みの種であった。
そんな公害の元を、酪農家から購入して消臭液に生まれ変わらせたのが「きえ〜る」という訳だ。
牛の尿から全くの無色透明・無臭の液体が作られ、さらには高い消臭効果があるとは驚きだ。
嫌な臭いだけを消してくれ、無色透明でベタつかず、色々なところに使える。
ただでさえメリットの多い消臭液だが、環境保全や地域経済への貢献にも繋がっていて、いちユーザーとしても気分良く使い続けることができる。
これから来るの梅雨の時期も、これで乗り切っていきたいと思う。