イーロン・マスクの野望、「スーパーアプリ」とは…TwitterのXによる吸収合併はその一歩

Elon Musk and the Twitter logo.

Getty Images

  • イーロン・マスクは、ツイッター社が彼の所有する「Xホールディングス」の子会社の「X」に吸収合併された1週間後、単に「X」とつぶやいた。
  • 彼がこの文字を好むのは、90年代に「X.com」(2017年にペイパルから買い戻したドメイン)から始まったことだ。
  • マスクはXが「スーパーアプリ」になると話しており、ツイッターの金融ライセンスを申請している。

イーロン・マスクは4月10日の夜、ツイッター(Twitter)を長年議論されてきた「すべてのアプリ」に変えるという野望を、「X」という一文字のツイートで再びほのめかした。

「ツイッターを買うことは、X、すなわち『スーパーアプリ』を作るための加速装置だ」と、この億万長者は昨年10月に買収が成立する3週間前にツイートしている

マスクは1990年代にこの文字に親しみを覚えたようで、後にペイパル(PayPal)となる「X.com」という会社を設立した。その後、マスクは2017年にこのドメイン名を買い戻し、現在は新しい計画をまとめ始めているようだ。

フィナンシャル・タイムズによると、吸収合併後、ツイッターが規制当局にライセンスを申請し、それには決済サービスが含まれていたという。彼は以前、銀行、ライドシェアサービス、ビデオチャットを含む中国のアプリWeChatについて述べていた。

「WeChatは、銀行、ライドシェア、ビデオチャットを含む中国のアプリで、ツイッター、ペイパル、その他いろいろなものを1つにまとめたようなものだ。素晴らしいインターフェースを持っている。本当に素晴らしいアプリで、中国以外ではこのようなものはない」

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