投資の神様ウォーレン・バフェット、最新インタビューでの14の名言

ウォーレン・バフェット。

ウォーレン・バフェット。

Alex Wong / Getty Images

  • ウォーレン・バフェットは、より多くの銀行が破綻すると予測し、ビットコイン愛好家をギャンブラーに例えた。
  • また、バフェットはインフレと景気後退が大きなリスクであると警告し、アップルを賞賛し、ChatGPTの利点に疑問を呈してもいる。
  • 4月12日に行われた貴重なCNBCのインタビューから、印象に残るバフェットの言葉を紹介する。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は、さらに銀行が破綻すると予測し、インフレと不景気は極めて危険だと警告している。また彼はビットコインの購入者をギャンブラーと見なしているようだ。

著名な投資家であり、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEOであるバフェットは、アップル(Apple)製品の莫大な価値をアピールし、彼の後継者候補を支持し、ChatGPTなどのAIツールが、社会にとって良いものかどうか疑問を投げかけている。

バフェットは、2023年4月12日に行われたCNBC珍しいテレビインタビューでのコメントを紹介しよう。

※以下はインタビュー中のバフェットの印象に残った14の言葉を選び分かりやすく簡潔に編集したものだ。


  1. 「インフレは、国にとって常に脅威である。コントロールできなくなるときがやって来てすべてを台無しにする。それは社会にとって良いことではない」
  2. (インフレと不景気を比較して)「どちらも多くのトラブルを引き起こす可能性がある。不景気は不況に変わることがある。我々は偉大な国を手に入れたのに不況でめちゃくちゃになってしまった。経済を崩壊させることは再び元の状態に戻すことよりもずっと簡単だ」
  3. 「銀行の破綻はまだ終わっていない。でもアメリカの銀行に預けて損をする人はいない。経営陣の愚かな決断で、パニックになる必要のないアメリカ国民全体をパニックに陥れる必要はない」
  4. 銀行株を大量に売却した理由について)「収益の数字にこだわりすぎて、銀行の基本的な考え方を忘れてしまう人がいるのが好きではない。彼らのせいで銀行業が面倒なことになるかもしれないと思っていた。私は銀行が以前ほど好きではなくなってしまった」
  5. 「潮が引くと、誰が裸で泳いでいたかが分かる。銀行がいたるところでそのようなことをしているという点では、我々はここでヌーディストコロニーに出くわしたのだ」
  6. 「もし愚かなことをするのならば、お金を失ったとしても仕方のないことだ」
  7. 「現在、非常に多くのビジネスでより厳しい世界になっている。経営陣の多くは、半年前に感じていたことと比較して、今の自分たちの状況に驚いているのではないだろうか」
  8. 「一攫千金という考え方は人々に愛されている。私は彼らを責めるつもりはない。でも、私はゆっくり金持ちになりたいとずっと考えていて、その過程で多くの楽しみを得ている」
  9. 「私はこれまでずっと、人々が愚かなことをするのを見てきた。人々は宝くじが好きだ。ビットコインのようなものは、ギャンブル用のトークンだ。本質的な価値はないものだが、だからといってルーレットを回したい人がいるのは止むを得ない。ルーレットを回して一生を過ごしていると、金はなくなってしまう」
  10. (バークシャーの非保険部門の責任者で、自身の後継者であるグレッグ・アベルを賞賛して)「彼がすべての仕事をして、私は喝采に応えている。 彼は我々のビジネスを理解しているが、彼我の違いは、彼は仕事をするのが好きで、私は座っているのが好きなことだ。彼は私を成長させているけど、これは誰にも言わないでほしい」※バフェットはいた。
  11. 「もしあなたがアップル(Apple)のユーザーだとして、誰かがあなたに1万ドル(約132万円)提供するときの唯一の条件がiPhoneを奪われて二度と買えないというものならば、あなたはその大金を受け取らないだろう。iPhoneは非常に価値のあるユーティリティだ。これほど多くの人を幸せにし、人々の役に立つビジネスは容易には手にすることができないものだ」
  12. 「iPhoneを見ても、中の小さな物が何をしているのか私には分からない。私は技術的なことはまったく知らない。でも、ネブラスカ・ファニチャー・マート(北米で最大の家具、電化製品、電子機器を販売する家具店)ではアップル製品を置いてなければ、人々は店を出て行き、他に行ってしまうのは知っている」
  13. 「いろいろなことをする時間を節約できるなんて信じられないようなことだ。我々に何ができるかを示すという意味では、信じられないほどの技術的進歩だ。でも、何も考えずに、あまり世界を何度も変えたくはない。これは並外れたことだと思うが、それが有益かどうかはわからない」
  14. 「『好きなものを食べるのではなく、一生ブロッコリーと他にいくつかの物だけ食べれば余命が1年延びる』と誰かに言われたら、私は『1年余分に生きなくていいから自分の食べたいものを食べさせてくれ』と言うだろう。幸せであることは、寿命に大きな違いをもたらすと思う。私はホットドッグやホットファッジサンデーを食べたり、コーラを飲んでいるときに幸せを感じる」

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