創業240年の「ブラシの王様」で冬服が買った時のような肌ざわりに復活。気づけば無心でブラッシングしていた…

衣替えの季節が迫っている。

まだまだ薄手のアウターは必要だが、冬用のコートやニットはしまっていい季節だろう。

冬の間お世話になった洋服たちには、チラホラと毛玉が……。

そもそも毛玉ができて生地がやせてしまう原因は、摩擦によって毛が絡むからなのだそう。

240年の歴史を持つ「ブラシの王様」

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G.B.KENT 洋服ブラシ CC5B 税込7480円

撮影:小野瀬わかな

すでにできてしまった毛玉は刈り取るしかないが、毛玉を防止する効果的な方法は、着用後に洋服ブラシで毛の流れを整えることらしい。

「定期的にクリーニングに出しているから」と、ケアを怠ってきたことを後悔しながら洋服ブラシを購入した。

ブラシは、英国王室御用達のブランドG.B.KENT(ジービーケント)のもの。

1777年創業の最も歴史のある高級ブラシメーカーで、「ブラシの王様」とも言われている。

厳選された上質な木材と最高級の豚毛を用いて、職人が一つひとつ手作りしているそうだ。

販売サイトによると、洋服へのブラッシングは毛玉を防止してくれるだけでなく、クリーニングでは落とせない不溶性のほこりなどを落としてくれるらしい。

繊維の間に空気を含ませることで、生地本来の肌ざわりを復活させることもできるそうだ。

加えてG.B.KENTの洋服ブラシは、適度な油分と水分が含まれた天然毛で作られているので、静電気までも除去してくれるという優れもの

来シーズンは毎回着用後にブラッシングすることを誓いつつ、まずは衣替えのタイミングで実践してみた。

マインドフルネス的な効果も

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左が使用前、右がブラッシング後。

撮影:小野瀬わかな

私が購入したCC5Bというブラシは、カシミヤからウールまで幅広い衣類の手入れが可能。さっそくウールのニットに使ってみる。

強くブラッシングしてしまうと繊維を傷めてしまうので、上から下へ、やさしくブラッシングしていく。

いわゆる「ていねいな暮らし」に憧れつつ、程遠い生活を送っている私でも「これは、ていねいな暮らしに一歩近づいているのでは?」という気分になってくる。

ザラッ、ザラッ、という感触が心地よく、気づけば無心でブラッシングしていた。

私はよく、モヤモヤしたりイライラしたりするようなことがあると、断捨離をしたりひたすら作り置きを作ったりと、無心で作業できることに没頭する。

仕事や育児をしながらだと、気分転換のために一人で出かけたり瞑想をしたりという時間はなかなかないので、いわゆるマインドフルネス的な効果を狙って生活の中に無心で作業できるものを取り入れるのだ。

洋服のブラッシングも同じように没頭でき、終わったあとはスッキリとした気持ちになっていた。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれないが、毛の流れが整ったことが見て取れるのも気持ちがいい

そんなに時間もかからないので、1日の終わりにブラッシングをしてスッキリとした気持ちで眠りにつくのはいいかもしれない。

ブラシの手入れにブラシが必要

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根本から毛先にむかってクリーナーをかける

撮影:小野瀬わかな

使用していくと、ブラシにほこりなどの汚れが溜まってくる

洋服ブラシのお手入れは、小さなブラシや別売りのクリーニングブラシで取り除く必要があるそうだ。天然素材を使ったブラシなので、水などで洗ってはいけない。

洋服をメンテナンスするための道具に、さらにメンテナンス道具が必要なんて面倒だな……」と一瞬思った。

しかし、これもやってみてしまえばすぐ終わる。ブラシの毛並みも整うため、メンテナンスは必須だ。

ちなみに私は、ブラシのゴミを取り除くためのツール、ブラシクリーナーを購入した。

写真のように根元からブラシをとくと、ステンレス製の金具がブラシについたほこりなどを取ってくれる。

大切な洋服を長く大切に使い続ける

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撮影:小野瀬わかな

ブラシの持ち手には穴があいているので、紐を通せばクローゼットに一緒にかけておくことができる

大切な洋服を長く大切に着られるように、そして毛玉を極力作らなくて済むように、来シーズンは帰宅後のブラッシングを習慣化したいと思う。


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