S&P500種は企業収益低下で「8月に16%下落」景気後退入り後「20%超まで」バンク・オブ・アメリカ最新予測

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米銀大手バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)は今後数カ月の企業収益低下が株式市場にもたらすネガティブな影響に注目する。

REUTERS/Andrew Kelly

米銀大手バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)チーフ・グローバル・エクイティ・ストラテジストのマイケル・ハートネット氏によれば、S&P500種株価指数もしくはその構成銘柄の「足かせ」になりそうな問題が一つある。

その問題とは、歴史を紐解いてみても、投資家が景気後退入りやその企業収益への影響を正しく予測できた試しはないということだ。

ハートネット氏は4月14日付の顧客向けメールの中で、米ウォール街の投資家は今後数カ月間の企業業績の見通しを相変わらず過大評価したままだと指摘している。

現在のところ、2023年のS&P500種構成銘柄の1株当たり利益(EPS)は前年比4%減というのが市場予想だが、ハートネット氏はそれを大幅に下回る16%減と予測する。株価のパフォーマンスは業績に大きく左右されるからだ。

ハートネット氏は、過去3回の景気後退時に確認された企業収益低下の規模感に注目する。

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