メタの1Q決算「売上高2ケタ成長」と米投資銀エバーコア予測。アップルのプライバシー変更から業績回復?

マーク・ザッカーバーグ Meta Platforms

メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)。

Kevin Dietsch/Getty Images

メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)がここ1年半ほど抱えてきた広告主とのゴタゴタは、間もなく片が付くのかもしれない。

アップルが2021年にプライバシーに関するフレームワーク「アップ・トラッキング・トランスペアレンシー(App Tracking Transparency)」を導入し、ユーザーがトラッキングを事前に拒否しやすくしたことで、メタは売上高にして数十億ドルを失った。

※トラッキングとは……アップルは、アプリ経由で収集したユーザーやデバイスのデータを、「ターゲット広告や広告効果測定を目的として」他社のアプリやサイトなどから収集されたデータに「紐付ける行為」や、データを「ブローカーに共有する行為」と定義する

メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は2022年、アップルのプライバシー変更を受け、ターゲティング広告の配信最適化における「シグナルロス」に苦しんだと、繰り返し公の場で発言している。

また、11月に実施した1万1000人規模のレイオフ(一時解雇)についてもやはり、アップルのプライバシー変更の影響を抜け出すのに苦しんだことを要因の一つに挙げている。

しかし、広告効果測定プラットフォームを提供するロッカーボックス(Rockerbox)のロン・ジェイコブソン共同創業者兼CEOによれば、メタはそうした広告事業の深刻な不振やリストラを経験しながら、早くも回復に向かっているという。

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