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- グーグルはChatGPTやBingに対抗するためにAIを搭載した新しい検索エンジンを計画しているとニューヨーク・タイムズが報じた。
- 同社はまた、現在のプラットフォームにパーソナライゼーション強化などの新機能を追加しようとしている。
- NYTが確認した社内メールによると、同社は「パニック」状態だという。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)の2023年4月16日の報道によると、人工知能競争が過熱し続ける中、グーグル(Google)は新しい検索エンジンをリリースするために奔走している。
NYTによると、サムスン(Samsung)がマイクロソフト(Microsoft)のBingをデバイスのデフォルトプログラムにする可能性があると知り、グーグルはAI搭載の検索エンジンの開発と、既存のプラットフォームの技術のアップデートを急いでいるという。
NYTが入手した内部メールによると、サムスンとの30億ドルの契約を失う可能性があるため、ChatGPTとAIの爆発的な増加に対応するために奔走する社内は「パニック」が広がっている。
グーグルは「Magi」と呼ばれるプロジェクトの一環として、既存の検索エンジンを更新しているという。NYTが入手した文書によると、現在、推定160人の従業員が「スプリントルーム」で、パーソナライゼーションの強化など、機能のアップデートのために働いている。
OpenAIが作成した人気のAI搭載チャットボット「ChatGPT」の台頭を受けて、2022年12月に初めて「コードレッド」を発令して以来、同社は混乱を極めている。マイクロソフトが2月にOpenAIと組んでBingをリニューアルしたことで、グーグルの長年の検索エンジン支配に対する脅威はさらに深まった。
グーグルはInsiderのコメント要請に応じていないが、NYTに「すべてのブレインストームデッキやアイデアがリリースにつながるわけではないが、以前にも述べたように、我々は検索エンジンにAIによる新しい機能をもたらすことに興奮しており、近々詳細を共有するだろう」と語った。