未利用資源を独自の発酵技術で再生・循環させ、化粧品原料やバイオ素材の開発、化粧品・日用品などの商品開発を行うスタートアップ企業「ファーメンステーション」。同社が、りんごの搾りかすを発酵させて作った除菌スプレー「リンゴだったサニタイザー」を新たに開発した。
りんごからできた除菌スプレー
提供:ファーメンステーション
スプレーには、りんごジュースやシードル醸造の際の副産物である搾りかすを再利用したエタノールを使っている。日本のスタートアップとして初めてBコープを取得したファーメンステーションによる、人にも環境にもやさしい除菌スプレーだ。
りんごを発酵させたエタノールと水だけでできていて、キッチン周りから子どものおもちゃ、ペット用品など、さまざまな場面で安心して使える。
資源を最後まで使い切る
サニタイザー1本(200ミリリットル)あたり1.3個の搾りかすを使用。
提供:ファーメンステーション
そもそも、りんごジュースやシードルに使われるりんごは、サイズが不揃いだったり、傷があったり色づきが悪いという理由で加工用となったもの。
搾りかすはこれまで産業廃棄物として処理されてきたが、発酵させてエタノールにすることで最後の最後まで資源を使い切ることを実現している。
さらに、エタノールを作る過程で出る発酵かすもまた、牛や鶏の飼料として再利用するという徹底ぶりだ。
ボトルには再生PETを使用
「リンゴだったサニタイザー」プレミアムセット 税込8100円。
提供:ファーメンステーション
本体と詰替用ボトルには、環境に配慮して再生PETを使用。ヘッドのスプレー部分は、詰替用ボトルに付け替える繰り返し使用することができる。
すでにMakuake(マクアケ)では目標金額を達成済みだが、2023年5月21日(日)まで応援購入が可能。
「リンゴだったサニタイザー」本体と、詰替用ボトル、携帯用スプレー、りんごジュース、ファーメンステーションの取り組みを紹介する循環Bookが付いたプレミアムセットなども用意されているので、気になる人はご確認を。