フェイスブック創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグ。
Facebook/Meta
- メタは3月に予告していた通り、技術系社員のレイオフを始めた。
- ソーシャルメディアへの投稿によると、技術系社員は4月19日にレイオフの通知を受け取ったようだ。
- メタは3月、「効率化の年」の一環として1万人の従業員を解雇すると発表していた。
メタ(Meta)は2023年3月に予告していた通り、4月19日に技術系社員のレイオフを始めた。
Insiderがリンクトイン(LinkedIn)を閲覧したところ、メタが掲げる「効率化の年」の一環としてレイオフされたという社員の投稿が10件以上確認された。その中には、技術プログラムマネージャー、機械学習エンジニア、UX研究者などが含まれていた。
フェイスブック(Facebook)、インスタグラム(Instagram)、ワッツアップ(WhatsApp)、オキュラス(Oculus)の親会社であるメタは、Insiderからの取材に対し、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOが3月に社員に宛てた書簡を示した。それには今後数カ月の間に1万人をレイオフすることが記され、「4月下旬」にその通知が届くとされていた。
CNBCは4月19日、メタのレイオフが始まったと報じ、同社もそれを認めた。
ワシントン・ポストは、関係者の話として今回のレイオフは4000人に及ぶ可能性があると報じた。
ブルームバーグによると、メタは社員がレイオフの通知に対処できるよう、4月19日には在宅勤務をするように指示したという。
ザッカーバーグは3月の書簡で「組織をフラット化し、優先順位の低いプロジェクトを中止し、雇用を減らす」ことに焦点を当て、会社を再編成すると社員に伝えていた。
レイオフの通知について、技術系社員には4月下旬、ビジネス職の社員には5月下旬に届くとザッカーバーグは述べていた。場合によっては2023年末になる可能性もあり、アメリカ以外のチームへの通知は別の時期になるかもしれないとしていた。
ザッカーバーグは「辛いことだが、これは避けようがない」と3月の書簡で社員に語っている。
「我々の成功の一翼を担ってきた、才能と情熱にあふれた仲間と別れることになる」
メタは2022年11月にすでに1万1000人以上の社員をレイオフすることを発表していた。それ以来「さまざまなことが速く進むようになった」とザッカーバーグは述べている。
11月にメールでレイオフを通知したときの社員の反応に配慮して、今回のレイオフでは事前にもっと情報を提示することにしたとザッカーバーグは述べている。
彼は3月の書簡にこう記していた。
「数カ月前に再編成やレイオフの計画を共有することは、困難な時期を作り出すと認識している。だが昨年の秋に、再編成計画についてできるだけ早く開示してほしいという意見があったことからそうすることにした」