私はアイデアを出す時、まずは手書きであれこれ書き散らしてみる。使うのは主に裏紙だ。
ノートだとつい「もったいない」「キレイにまとめたい」という思考が入ってしまい、思いつくままに書けない。
これまでは、後で使えそうなアイデアなどを書き留めた用紙をクリアファイルにざっくり入れていたが、常に「あの紙はどこにやったっけ」問題に悩まされていた。
この問題を解決してくれたのが、KOKUYOの「クリップノート<BIZRACK>」だ。
裏紙に書いたアイデアは手元にまとめておきたい
KOKUYO クリップノート BIZRACK A4 ネイビーブラック メーカー希望小売価格 税込638円
撮影:美里茉奈
メモ用紙1枚を探すために、クリアファイルから紙を出して1枚1枚探すのは面倒だ。
かといって、パンチで穴をあけてファイリングするのも手間である……クリップノートはこの問題を解決してくれた。
まず、ファイリングがカンタン。用紙を挟んで上下2つのクリップでとじるだけ。パンチなどで穴を開ける必要はない。
クリップはノートに固定されているから、なくす心配もない。
撮影:美里茉奈
また、表紙は360度開くので折り返して使ってもいい。硬い素材でできているので、とじた後に書き込みやすいのも良い。
開いたまま書き込むことができる。
撮影:美里茉奈
用途が済んだメモを「外して捨てる」のが快感
裏紙に書いた仕事のアイデアやタスクのメモは、いつかカタチになる。そうしたらクリップノートから紙を外して捨てる。「タスクが完了した」感がして気持ちいい。
撮影:美里茉奈
メモした内容にまつわる案件が中断したり、長引いたりしそうなこともある。
そんな時は、メモをスマホで撮影してPDFにしたり、ノートにまとめ直したりして紙をはずす。すると、クリップノートの中は常に整理されて進行中の案件だけになる。
おかげで、チラシの裏や印刷の仕損じなどの裏紙を有効に活用できるようになった。そればかりか、仕事を効率的に進められるようにもなったのだ。
もっと枚数をとじられたら……と思うことも
枚数が増えてくると、ピッタリとじることが難しく、ファイルから紙がはみ出ることも……。
撮影:美里茉奈
クリップノートに一つ不満があるとすると、最大で 25枚程度(PPC用紙換算)までしかとじられないことだ。
だが、とじるのがキツくなってきたあたりでメモを見直したら「実はもう不要」「忘れていた」案件だったことがあった。それ以来、枚数制限はリマインダーだと思っている。
コクヨは15年前から「環境に配慮していた開発」を続けていた
同色の模様がアクセントになっている。
撮影:美里茉奈
裏紙を切ってノートやメモ用紙にするという利用法もある。だが、クリップノートなら、切ったり糊付けしたりという手間を省き、必要なメモだけを表紙をつけて持ち歩ける。
公式サイトを調べてみたところ、コクヨでは2008年から環境に配慮した製品・サービスの開発に積極的に取り組んできた。クリップノートも表紙には再生ポリプロピレンを使用している。
今回は、Amazon限定色のネイビーブラックを購入したが、オフホワイトやサンドベージュなどのカラーバリエーションもあるので、使い分けてもいいだろう。
案件ごとに色分けしたりなど、さまざまな活用方法が考えられそうだ。