以前、本連載でKINTO(キントー)のトラベルタンブラーを紹介した。
愛用して早3年が経つが、仕事の際はもちろん、お散歩時の小休憩や山登りの際など、こまめに水分補給をしたいときに大活躍している。
マイボトルの持ち込みって実際どうなの?
KINTO「トラベルタンブラー 500ミリリットル」税込3520円
撮影:苫米地結子
最近、ゴミ削減策の一環として、マイボトルの持ち込みを推奨しているカフェやコンビニが増えている。
そういえば、このタンブラーをお店に持ち込んでコーヒーを注文したことはまだなかった。
お気に入りのタンブラーに、お店のコーヒーを入れて飲んだら、どんなにおいしいことだろう。
せっかくなので、マイボトルの持ち込みができるお店で利用してみることにした。
注文は簡単
写真はイメージです。
Stock Editorial / Getty Images Plus
早速、近くのスターバックスにタンブラーを持ち込み、コーヒーを注文してみることに。
通常の注文と異なるのは、注文する際にマイボトルに入れてほしい旨を店員さんに伝えるという点だけ。
初めて「マイボトルに入れてください」とお願いするのは妙に緊張したが、店員さんは慣れているようで、通常の注文と変わらない笑顔で対応してくれた。
500ミリリットルまでなら楽々入る
撮影:苫米地結子
なお、注文前にタンブラーのサイズを把握しておかなくてはならない。
KINTOのトラベルタンブラーは300ミリリットルと500ミリリットルの計2種類がある。
私が愛用している500ミリリットルは、ちょうどスターバックスのグランデサイズが収まる程度。
いつか、仕事に没頭したいときは、これにたっぷりコーヒーを入れてもらい、ちびちび飲みながら作業してみたい。
10時間経っても氷が残っていた
撮影:苫米地結子
今回、このタンブラーの保冷保温力の高さに改めて驚かされた。
午前9時頃に冷たいコーヒーをテイクアウトしたのだが、なんと午後18時でも冷え冷えの状態がキープされていた。
中の氷も、入れたての時とほぼ変わらない大きさのまま残っていた。
後日、ホットコーヒーもテイクアウトしてみたところ、夕方になっても50度前後のほどよいあたたかさが残っていた。
公式サイトには二重構造を示す断面図が載っている。
KINTO公式サイトよりキャプチャ
ボトル本体が魔法瓶のような二重構造になっているので保冷保温力は抜群。
量もたっぷり入るので、これからの季節、長距離移動の休憩時にはもってこいだ。
ラテ系はフタを開けて
撮影:苫米地結子
カフェラテなど泡やクリームが乗っているものは、フタを開けて飲む必要がある。
フタをつけたまま飲むと、泡のふんわり感が損なわれてしまうためだ。
フタを開けても飲むことはできるが、冷めやすくなってしまい、せっかくのタンブラーの良さを活かすことができない。
テイクアウトの際は、ドリップコーヒーなど泡やクリームが乗っていない飲み物を選ぶことをおすすめしたい。
マイボトルの持ち込みができる主なカフェ一覧
撮影:苫米地結子
現時点で、マイボトルの持ち込みができる主なカフェは、下記の通り。
- Starbucks Coffee(スターバックスコーヒー)
- TULLY'S COFFEE(タリーズコーヒー)
- EXCELSIOR CAFFÉ(エクセルシオール カフェ)
- BECK'S COFFEE SHOP(ベックスコーヒーショップ)
- 上島珈琲
- CAFÉ de CRIÉ(カフェ・ド・クリエ)
コンビニエンスストアで対応しているのは、今のところローソンのみのようだ。
なかには、マイボトルを持ち込むことで、割引してくれるお店もあるらしい。
持ち込み可能なお店はまだまだありそうだが、できないお店もあるので、公式サイト等で利用の可否をチェックしてから訪れるようにしたい。
洗う手間はあるがゴミは減らせる
撮影:苫米地結子
テイクアウトすると、どうしてもゴミが出てしまうので、持ち帰るたびに後ろめたさを感じていた。
家に持ち帰って紙カップを捨てると、結構ゴミ箱のスペースをとってしまうのも気になる。
マイボトルを持ち込めば、洗う手間はあるが、ゴミを捨てずに済む。
また、このタンブラーならパーツが簡単に分解できるので洗いやすい。
コーヒーの匂い残りは気にならなかったが、もし気になるときは、キッチン用漂白剤などでお手入れすれば解決する(塩素系漂白剤は使用できないので、その点は注意だ)。
もうすぐゴールデンウィークがやってくる。久しぶりに遠出をする人も多いのではないだろうか。
お店で飲むコーヒーもおいしいが、お気に入りのマイボトルで嗜むコーヒーもまた格別だ。
ぜひ、マイボトルを持ち込んで、ゴールデンウィークを満喫してみてはいかがだろうか。