※本記事は、2022年6月10日に公開した記事の再掲です。
選ぶものによって、リビングの印象を悪くしてしまうこともある。
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- プロのインテリアデザイナーが、自分のリビングルームでは絶対にしないことをInsiderに教えてくれた。
- むき出しの床や空っぽの本棚は、センスがないように見えてしまい、見た目もよくないという。
- バーチカルブラインドや動物の剥製、武器などを飾ることは、あなたが目指したい美的センスの妨げになるかもしれない。
リビングルームを彩るインテリアのアイテムは数多くあるが、どのようなスタイルを避けるべきかを知っておくことも重要だ。
Insiderは、インテリアデザイナーでデザイン・ソリューションズ(Design Solutions)のオーナー、ルチアーナ・フラガリ(Luciana Fragali)に、彼女が自分のリビングでは絶対にしないことを聞いてみた。
額縁なしでポスターやアートを壁に貼らない
フラガリは壁にフレームのないアートを貼るのは避けているという。リビングルームは、「大学の寮の部屋」であってはならないからだ。
洗練された印象を与えるためには、アートを入れるフレーム(額縁)を用意しよう。
床をむき出しにしない
むき出しの床は地味に見えてしまう。
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フラガリによると、むき出しの床や未処理の床は、木材にダメージを与える可能性があり、センスがない印象を与えるという。
「床にラグを敷くと、部屋のフォーカルポイントが変わり、視覚的な仕切りができ、空間がより居心地よく感じられる。ラグを使えば、部屋をよりまとまりのある印象に変えられる」
ソファーベッドは一番いい選択肢ではない
フラガリは、リビングにソファーベッドを置くのは避けているという。
リビングのスペースに余裕がある場合には、アクセントになるような椅子やオットマンを置くことを提案している。
プラスチックのフルーツは、コーヒーテーブルをグレードアップしない
フェイクのフルーツは、本物のフルーツを食べたいとゲストに思わせてしまうかもしれない。
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プラスチック製のフルーツは、インテリアのアクセントにはならない。
「食べられないし、目の保養になるどころか、ゲストが本物を食べたくなってしまうだけ」とフラガリは説明する。
彼女が勧めるのは、大きめの皿に小さな装飾アイテムを並べることだ。
リビングにネオンサインは置かない
「明るいネオンサインは、バーには最適だが、生活空間には向かない」とフラガリは言う。
その代わりに、美観を損なわないフロアランプや、部屋に合ったライティングを施してくれる高い位置の照明を試すことを勧めている。
バーチカルブラインドは美的センスもなく、実用的でもない
バーチカルブラインドは光を最大限に生かせない
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バーチカル(縦型)ブラインドは、細長いルーバーを何枚も縦に吊り下げ、ルーバーの角度を変えて光を取り入れるものだが、フラガリは「見栄えが悪い」と言う。
「私は個人的にはバーチカルブラインドを理解できない。バーチカルブラインドは見た目が悪いだけでなく、光を最大限に生かせないし、リビングルームを明るくすることもできない」
彼女のおすすめはバーチカルブラインドではなく、シアーブラインドを試してみることだ。
動物の剥製は少し時代遅れに見えるかもしれない
鹿の巨大な頭で壁を飾る代わりに、鏡を使ってみよう。
「鏡は見た目が美しいだけでなく、スペースが広く見え、さらに光も取り入れてくれる」とフラガリは説明している。
武器は飾らない
フラガリは装飾として武器を使うことは避け、自分を表現したいのであれば、代わりに彫刻作品を置くことを勧めている。
空っぽの本棚はゲストに悪い印象を与えるかもしれない
本棚に何もないと、あなたに元気がないように見えるかもしれない。
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「本棚を飾って演出することは、多くのインテリアデザイナーの得意とするところで、自分のリビングルームの本棚を空にしておくことはありえない」とフラガリは言う。
「本棚が空の状態だとゲストに間違ったメッセージを与えてしまい、自分がつまらない人間だとほのめかすことになってしまうかもしれない」
壁に文字の書かれたステッカーを貼らない
フラガリによると、文字の書かれたステッカーは空間の印象を悪くすることがあるという。
「もし『live, laugh, love』と書かれたステッカーを壁に貼れば、私はデザイナーとして失格かもしれない」
代わりのお勧めは、ポップアートやコンセプチュアルな作品を飾って部屋を元気にすることだ。