米軍は2022年7月に中東の基地上空を飛行する謎の銀色の球体の映像を公開した。
DVIDS
- アメリカ軍は、中東で謎の銀色の球体が飛んでいる様子を撮影した動画を公開した。
- この事象を調査する国防総省の責任者は、エイリアンである証拠はないと述べた。
- 彼の部署は、軍によって報告された650件以上の未確認飛行物体を調査していると付け加えた。
アメリカ軍は2023年4月19日、銀色の球体のように見える謎の飛行物体の映像を公開した。
しかし、アメリカ空域におけるUFO(あるいは国防総省が「原因不明の異常現象(Unexplained Anomalous Phenomena:UAP)と呼ぶもの)の潜在的脅威について協議する4月19日の連邦議会公聴会で、国防総省のこれらの事件を調査するの部署のトップは、エイリアンである証拠はないと述べた。
全領域異常解決局(All-domain Anomaly Resolution Office:AARO)のショーン・カークパトリック(Sean Kirkpatrick)局長は議会で、「今日強調したいのは、UAPの報告のうち、『異常』と合理的に表現されるような特徴を示すのは、ごくわずかな割合であるということだ」と述べた。
「AAROに報告された未確認物体の大半は、気球、無人航空システム、乱気流、自然現象、またはその他の容易に説明できる原因によるありふれた特性を示している」
軍が公開したビデオは、中東の軍事基地を横切って飛んでいる銀色の球体を移している。これは2022年7月12日に戦闘用ドローンのMQ-9によって撮影されたものだという。
4月19日の公聴会は、今年1月に南アジアで起きた事象を映した2つ目のビデオも公開されるという異例のものになった。
カークパトリック局長は、米軍関係者から報告された650件以上の事件を調査しているが、今のところ地球外生命体の活動によるものだという証拠が示されたものはないと議会で語ったとABCニュースは報じている。