伝説の不動産投資家サム・ゼル氏「在宅勤務は基本的にブルシット」発言。リモートワークは「解雇されやすい」と

サム・ゼル

2007年に自ら運営する不動産投資信託(REIT)を390億ドル(4兆4000億円、当時)で売却して世界を驚愕させた伝説の投資家、サム・ゼル氏。

Steven Ferdman/Getty Images

商業用不動産のディストレスト(経営不振で財務内容が悪化した状態)を投資機会とすることから「墓場のダンサー(Grave Dancer)」の異名を取り、辛辣な物言いで知られる資産家のサム・ゼル氏だが、その厳しいイメージとは裏腹に、登壇の依頼は喜んで引き受けることが多い。

4月第4週、ゼル氏は米ニューヨーク大学シャック不動産研究所からの依頼を受け、マンハッタンの中心にあるセントラルパークからほど近い高級ホテル「ザ・ピエール・ア・タージ」の豪華なダイニングルームで、大勢のファンを前に演説をぶった。

そして少なくとも、今日の商業用不動産市場では誰もがあまり触れたがらない話題、つまりリモートワークの普及拡大で見捨てられかけたオフィス物件に話が及んだ時の彼には尊大さが満ちていた。

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