マイケル・ジャクソンも訪れたアイルランドの古城、約3億円で販売中

• 12世紀に建てられたアイルランドの城が、ニューヨーク・マンハッタンのアパートとほぼ同じ価格の約200万ユーロで売りに出されている。
• ブラックウォーター城には9つのベッドルームと聖パトリックの聖なる井戸があり、持ち主だけに漁業権のある川も流れている。
• 歴史的には何度か攻撃され、近年ではマイケル・ジャクソンのような著名人も訪れたりしている。

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ミシガン州にある｢城｣が約3億5000万円で売り出し中

歴史的な探検家からマイケル・ジャクソンまで、あらゆる人が足を踏み入れた1100年前の城に住んでみるというのはどうだろう？　今ならマンハッタンの2LDKのアパートとほぼ同じ価格で手に入れることができる

アイルランド第二の都市コークにあるブラックウォーター城（Blackwater Castle）が、2022年末から200万ユーロ（約3億円）で売りに出されている

敷地60エーカー（約24ヘクタール）のブラックウォーター城は、不動産会社シェリー・フィッツジェラルド（Sherry FitzGerald）によって販売されている。

増築されたこの巨大な城には、9つのベッドルーム、6つのリビング、プロフェッショナル仕様のキッチンが備わっている

歴史あるこの土地は、1万年前の中石器時代初期に初めて人が住んだと考えられている

Source: Blackwater Castle

敷地内には青銅器時代後期から鉄器時代にかけて建造された古代の砦も残されている

12世紀に円塔が建てられ15世紀に居住可能な状態となってから、著名人が訪れたり、悪名高い襲撃が起きたりしている

アメリカのバージニアにイギリス最初の植民地を築いたイングランドの廷臣、軍人、探検家のウォルター・ローリー（Sir Walter Raleigh）が、1580年にロッシュ卿（Lord Roche）からこの城を奪取している

カトリック教徒を罰する法律を制定したイングランドのアイルランド侵略の一環として、1649年にはオリバー・クロムウェル（Oliver Cromwell）によって包囲された

敷地内には、9世紀頃のものと考えられている女性の分娩姿勢をかたどった神聖な石像｢シーラ・ナ・ギグ（Sheela Na Gig）｣がある

販売開始前は、1泊約3700ドル（約50万8400円）で城を借りることができ、城では頻繁に結婚式やパーティーなどのイベントが開催されていたという

Source: Irish Mirror

近年ではアイルランドのマイケル・D・ヒギンズ大統領（Michael D. Higgins）やマイケル・ジャクソンも宿泊している

広い敷地にはさらにノルマン様式の外郭と1.5エーカー（約1224坪）の中庭もある

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将来の城の所有者は、マス釣りが盛んなアウベグ川での私有漁業権も得ることができる。城の敷地内には半マイル（約805m）以上この川が流れている