ASUS本社の新社屋を日本メディアに初披露するJonney Shih会長。
撮影:小林優多郎
PCやスマートフォンなどを開発している台湾・ASUS(エイスース)は日本のメディアに対して初めて新社屋を公表した。
新社屋「ASUS LiGong Building(華碩電脳立功大楼)」は、2018年に完成し、2019年に稼働開始。旧社屋のすぐそばという立地で、合計約8000人の社員が働いている。
世界第5位のPCメーカーの職場はどんなものなのか。
新社屋は台北市内にあるが、中心地から車で30分〜40分ほど離れていたところにある。
撮影:小林優多郎
エントランスは頭上に窓があり、かなり開放的な空間になっている。
撮影:小林優多郎
エントランスの床には社名の由来にもなっている「ペガサス(Pegasus)」が描かれている。
撮影:小林優多郎
来客が待ち時間を過ごすのに最適な同社のなつかしの製品も展示されている。
撮影:小林優多郎
同社が過去に展開していたロボット「Zenbo」の大型見本もマスコット的に置いてある。
撮影:小林優多郎
エントランスから階段を上がると、社員向けの飲食スペースがある。
撮影:小林優多郎
各国の料理を提供するレストランがあり、日本でいう「フードコート」形式。
撮影:小林優多郎
中にはセブンイレブン、スターバックス、モスバーガーなど馴染みのあるブランドも出店している。
撮影:小林優多郎
おもしろい社内ルールもある。社員は社内のお店では「マイボトル」が必須で、紙コップなどは提供されない。
筆者はゲストだったため対象外だったが。
撮影:小林優多郎
執務スペースには入れなかったが、ASUS広報によると6000人以上の従業員が働けるスペースがあるらしい。
撮影:小林優多郎
ビリヤードなどのあるレクリエーションエリアも。
撮影:小林優多郎
取材時には、運動スペースでヨガをしている社員もいた。
撮影:小林優多郎
新社屋は「象徴的なマイルストーン」
撮影:小林優多郎
ASUS LiGong Buildingのオープン時、ASUS会長のジョニー・シー(Jonney Shih)氏は新社屋設立について「AIoT新時代のリーディングイノベーターとして成長するための象徴的なマイルストーン」であるとコメント。
記者が目にした部分以外にも、ソーラーパネルの設置や、屋外の植物などへの灌漑(かんがい)を100%雨水でまかなう設備など、環境に配慮した部分があるという。
また、新社屋は旧社屋から歩いて5分程度の場所にあったが、その狙いをASUS広報は「公共交通機関の近くに位置しているため、従業員の通勤がより便利になるとともに、通勤における二酸化炭素排出量も削減する」と説明していた。
PCメーカー世界シェア第5位にあるASUSだが、新社屋によってどのような「今までにない製品」が生まれるのか期待したい。
(取材協力:ASUS JAPAN)