「ああはなりたくない」と後輩に思われショック。下の世代にドン引きされない子育て管理職の働き方とは?

その転職の“常識”、間違ってない?

South_agency/Getty Images

先日、あるワーキングマザーの方からこんなお悩みの声を聞きました。

「女性管理職として、下の世代が『私にもできるかも』と思えるようにするには、どんな働き方を心がければいいのでしょう?」

この方がそう考えたのは、あるツイートがきっかけだったそうです。

そのツイートとは、若いワーキングマザーが自社の管理職ワーキングマザーについてつぶやいたものです。夕方にいったん仕事を離れて家事・育児をし、夜中に仕事を再開して深夜にメールを送信するような働き方をしている女性管理職に対し、「恐ろしい」「憧れない」とコメントしていたのです。

そのツイートを目にした彼女は、こう思ったそうです。

「私もまさにこの女性管理職と同じ。こうする以外に方法がないので、いいとも悪いとも思わずやってきた。別に後輩たちに憧れてもらわなくてもかまわないけど、『ああはなりたくない』と思われているとしたらちょっとショック……」

確かに若い世代の女性たちからは、「上の世代のワーキングマザーを見ていると、大変そうで自分にはできないと思ってしまう」という声もよく聞こえてきます。

「そう思わせてしまう私たち世代にも責任の一端はあるのかも……でも、どうすればいい?」と戸惑っているとのことでした。

私も、リクルート社員時代には育児をしながらマネジャーを務めていた時期がありました。ですから、このツイートで槍玉に挙げられた管理職女性の状況がよく分かります。

子どもを育てながら働く管理職女性、あるいは管理職でなくてもキャリアを大切にしたいワーキングマザーがどうすれば働きやすくなるのか、どんなマインドセットを持てばよいか、私自身の体験も踏まえてお話しします。

「効率的な働き方」は人それぞれ

前提として、私がこのツイート内容を聞いた時に「ん?」と首をかしげたことがあります。

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