Stephan Laforge
- ラスベガスの1万5000平方フィートの地下の家が、590万ドルで売りに出されている。
- 1978年に建てられたこの家には70年代のレトロな家具が置かれ、当時の内装が施されている。
- 家の照明は時間帯によって変化し、「屋外」エリアにはプールもある。
1970年代の本格的な家のように装飾された1万5000平方フィート(約1393平方メートル、約421坪)の防空壕を探しているのならばあなたは幸運だ。2019年に1800万ドルで売りにだされたラスベガスにある物件は、現在も買い手を探しており、今はわずか590万ドル(約7億9640万円)で販売されている。
「この家の価格は、物件が売りに出されてから受けたさまざまなオファーを反映しているが、売り主はこの物件のユニークな価値にこだわりを持ち続けている」と不動産業者のステファン・ラフォージ(Stephan LaForge)はInsiderに語っている。ラフォージは、この物件に匹敵する物件を建てるには、現在の希望販売価格の8倍の費用はかかると見積もっている。
現在、この物件はステイシス財団(Stasis Foundation)が所有しており、2015年に同財団が銀行オークションで115万ドルで購入したものだ。チャリティ・ナビゲーター(Charity Navigator)のサイトによると、同財団は、科学の発展のために人間や臓器を凍結するクライオジェニック(極低温保存)を提唱している。
長年にわたって、ラフォージは、コンサート会場を探すミュージシャンから、コレクションの保管を希望するピンボールマシンの収集家まで、想像力に富んだ使い方をこの物件の購入を検討する人に案内してきたという。
それでは、この物件を見てみよう。
1978年に化粧品販売企業、エイボン(Avon)の重役のために建てられたこの家は、ラスベガス・ストリップから3マイル(約4.8km)の場所にある
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地上には小さなゲストハウスが建っているが、実はここには見た目以上のものが存在する
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外に建てられた家の1階の階段は、地下26フィート(約7.9m)にある5ベッドルーム、6バスルーム、「屋外」エリアにスイミングプールまである地下の家に通じている
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この地下の家は1970年代のノスタルジーを漂わせている。最初の建設者はコロラド州にある自宅の石をフェイク・ファサードに使用したという
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Source: The Review Journal
地下の家の「屋外」と、実際の「屋外」を混同することはないだろうが、地下の家の「屋外」は照明を変えて昼と夜を設定できる
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家の中は1970年代の家具でいっぱいだ。家具はすべて家の価格に含まれている
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ラフォージによると、ステイシス財団はミーティングや静養するスペースとして2015年にこの物件を購入したという
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物件写真にはないが、ラフォージはこの家に低温室のレプリカがあるという噂を聞いたことがあるという
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仕事や休暇で時々訪れるオーナーの「個人的な高級地下壕」としてこの物件は運営されているという
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ミュージックビデオや映画の撮影場所として利用されたこともある
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空調、給湯、水道設備に加え、Wi-Fiと携帯電話の受信機能も完備している
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Source: Forbes
キッチンはこの家のどの部屋よりも1970年代を象徴するものかもしれない
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ラフォージによると、所有者らは現在、住宅の価値を高める可能性があるため、商業用に変更することを試みている最中だという
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ラフォージはこの家の地下と近くのオフィスをつなぐ秘密トンネルがあるという噂も耳にしている
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地下の家の5つのベッドルームはそれぞれ個性的だ
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中にいる人が地下にいることを忘れてしまうほど天井や部屋はよくできている
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ベッドルームの一部屋は「屋外」エリアに面している
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バスルームのひとつは凝った造りになっていてバスタブが鏡に囲まれている
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「屋外」エリアには、プールや噴水があり、自然の描かれた壁画に囲まれた座れる場所も多い
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緑のカーペットやヤシの木の鉄骨が「屋外」エリアの風景に華やかさを加えている
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居住者は、地下26フィート(約7.9m)から外に顔を出さなくてもこの家のポーチで夕暮れを楽しめる
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物件リストによると、この家には床から天井まで長さ500フィート(約152m)の壁画もあるという
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壁には元所有者が住んでいた場所の風景が描かれている
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この家は、「安心できて、密やかで、プライバシーを保ち、防音が効いている」という
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Source: Zillow
2019年、ラフォージはリアルター・ドットコム(Realtor.com)に、この家を使ってレイヴのなどの特別なイベントの開催を提案したという
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Source: Realtor.com
「徹底的なプライバシーを求める人には最適な家かもしれない」とラフォージは付け加えている
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