アウトドアも防災も。いざという時に役立つ「意外と便利なランタン」が本当に便利だった

私の自宅は、沖縄県内でも「よく停電する地域」にある。

トイレとお風呂に窓がないので、停電してしまったらランタンは必需品だ。これまでは電池式のLEDランタンを使っていたが、気が付くと電池が切れてしまったことがある。

いざという時のために、充電式の防災グッズも揃えておきたいと思っていた。

コンパクトに畳めて軽い、LEDランタン

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「意外と便利なランタン」2480円(税込)。

撮影:美里茉奈

私が見つけたのは、NaFro(ナフロ)の「意外と便利なランタン」だ。

普段は折りたたんでおけるので、持ち運びや収納に便利。そのまま点灯して懐中電灯のように使うこともできるし、中央部分の蛇腹になっている部分を伸ばせばランタンにもなる。

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重量は132グラムと軽い。畳んで持ち運びできるのもポイントだ。

撮影:美里茉奈

明るさは、スマホのバックライトを3~4倍ほど明るくしたようなイメージだ。照明モードは強・弱・フラッシュの3段階。点滅するフラッシュは、災害時の救助要請にも役立ちそうである。

太陽光とUSBで充電ができる

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晴れた日にベランダに置いて充電した。フル充電にかかる時間は、太陽光の場合は約20時間、USB充電の場合は約5時間だ。

撮影:美里茉奈

「意外と便利なランタン」は、電池式ではなく、800mAhのリチウムイオンバッテリーが内蔵された充電式。電源やバッテリーからUSB充電できるほか、太陽光発電するソーラーパネルも備えている。

電源がなくても充電可能な仕様はありがたい。

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充電用と給電用のケーブル差込口がある。

撮影:美里茉奈

ランタンの持続時間はフル充電で最大10時間(低照明の場合)。太陽光で1時間ほど充電した場合でも最大35分ほど点灯できる。

非防水とバッテリーの弱さがウィークポイント

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撮影:美里茉奈

残念だったのは、防水・防塵機能がない点。アウトドアで使う際のことを考えると、マイナス点と言えるだろう。

USBでスマホなどの充電もできるのは、バッテリーとしても役立ちそう……と思ったが、「意外と便利なランタン」のバッテリーは800mAh。

このランタンだけでスマホのフル充電は難しい。(スマホは、1回のフル充電で2~4000mAh程度の容量が必要)

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撮影:美里茉奈

とはいえ、太陽光でバッテリーチャージができ、明かりを確保しながらスマホの充電ができるというのは、もしもの時にはかなり役立つ機能だと思う。

また冒頭で述べたように「コンパクトに畳めて軽い」のは、通常のランタンにはないメリットだ。

個人的には、このランタンを災害時に備えてもう2~3個は持っておきたいと考えている。

アウトドアグッズは、防災グッズにもなる

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撮影:美里茉奈

「アイデアとテクノロジーでキャンプをもっと楽しくする」をモットーにしているNaFro。キャンプを通じて、自然との共生のきっかけづくりをしたいと、オリジナルブランド製品を作り出している。

利益の一部は環境保護の支援にも還元されていると言う。

今回改めて感じたのは、持ち運ぶことが前提のアウトドア・キャンプ製品は、防災グッズとしても優れた機能を持つものが多いということ。

最初は防災グッズを探していたが、機能に優れたアウトドア製品を眺めていたら、なんだかキャンプに行きたくなってきた。


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