お金に好かれる人が実践している、いますぐマネしたい4つの習慣

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お金の扱いが上手な人は、明確な目標を持っている。

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  • お金と上手に付き合う秘訣は、よく考えて慎重に支出と貯金をしながら、お金を稼ぎ、投資すること。
  • お金の扱いに長けている人は、目標が明らかで、日々その目標に近づくための決断を下す。
  • また、そうした人々は忍耐強く一貫性があって、「欲しい」と「必要」の見極めがうまく、誘惑に惑わされない。

お金の扱い方がうまい人は、お金を上手に使うことを日ごろから意識している。

健康のための運動や食事と同じで、お金のやりくりも終わりのない活動だ。目標の体重や資産を達成したあとも、その状態を維持するには、日ごろから意識した行動が必要になる。

お金の扱いが上手な人が毎日やっていることを、いくつか紹介しよう。

1.「欲しい」と「必要」のバランスをとる

TDアメリトレードの調査を通じて、収入から平均29%以上を貯金もしくは投資している「スーパーセーバー(超貯蓄家)」の60%が、あらかじめ決めた予算をきちんと守っていることがわかった。スーパーセーバー以外では49%だった。

彼らは成り行きで貯金するのではない——貯金を必要経費として予算に組み込んでいる。信じられないかもしれないが、彼らには貯金したあとも好きなことに使える現金が残っている。同調査によると、スーパーセーバーと標準的な節約家のどちらも、旅行に同じぐらい費やしていた(およそ7%)。

言い換えれば、彼らは今の支出と将来のための貯金のあいだでうまくバランスをとる方法を身につけているということだ。

2. 目標に近づくための決断を下す

お金の扱いが上手な人は、時間を無駄にしない。できるだけ早い時期に貯金を始め、高金利の借金を避け、投資を通じて資金を増やすことに努める。

特に重要なのは、短期目標と長期目標を設定し、目標にどれだけ近づいているか、定期的に見直すことだ。そして、職場での昇進に有利な行動や、支出をしっかりと把握するなど、日々の決断を通じて、一歩ずつ目指す目標額に近づいていく。

「ほとんどの人が、自分が求めるものを得られません。その一番の理由は、自分が何を求めているのかをわかっていないからだ」と、一代で億万長者になったT・ハーブ・エッカー氏は語る。「お金持ちははっきりと富を目指す」

3. 誘惑を避ける

支出を減らしして貯金を増やそうと決心した人にとって、誘惑が最大の敵だ。お金との付き合い方が上手な人といえども、必ずしも生まれつき自制心が強いわけではない。ただし、彼らは自制する方法を身につけている。

生産性と習慣に詳しいジェームズ・クリアー氏は、ベストセラーになった『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』でこう書いている。「〝規律的な〟人々は、英雄的な意志の力や自己コントロールを必要としない人生を形づくるのが上手。言い換えれば、誘惑にさらされて過ごす時間が少ない」

つまり、お金との付き合い方が上手な人は、自分が何に時間を使うかをしっかりと考えているということ。セール期間中のショッピングモールやハッピーアワー中の屋上ドリンクバーなど、自らの目標にそぐわない何かに無駄に支出してしまう誘惑が潜む場所で過ごす時間を、意図的に減らそうとする。

4. 忍耐を学ぶ

「当たり前のことのように思えるが、ことお金に関しては、『稼ぐ』と『使う』の2点だけを考える人がたくさんいる」。ユア・リッチェスト・ライフ(Your Richest Life)社を創業したファイナンシャルプランナーのケイティ・ブリュワー氏がブログ投稿でそう書いている。「だが、それは短期的な見方に過ぎず、富にはつながらない」

5年間にわたって裕福な人々を調査した公認ファイナンシャルプランナー兼公認会計士のトム・コーリー氏の調査結果によると、富を得る最も確実な方法は貯金と投資だ。

コーリー氏は、アメリカにおいて標準的な収入のある人々は、32年で平均して330万ドル(約4億4000万円)蓄財することを発見した。そのような人々は30年にわたって少なくとも収入の20%を貯蓄し、思慮深く投資していた。

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