「明日にのばせることを今日するな」とは、かく有名な漫画家の先生の言葉。
それに甘んじて、PC周りの配線整理を先延ばしにした結果、デスクの下にはカオスが生まれていた。
ずっと見て見ぬふりをしていたが、ある日PCモニターが故障。入れ替えに伴ってPC周りのコードを整理する決意をしたのだった。
全部の配線を取り外してみると……
この時点でケーブルは11本、それぞれの長さは1~5メートルほどとさまざま。
撮影:美里茉奈
まずはデスク周りの全てのタップと配線を取り外してみた。
デスクトップPC、PCモニター、プリンタ、キーボード、オンライン会議用のマイクとカメラ、そしてスマホの充電……ありとあらゆる線がある。太さも長さもバラバラだ。
電源タップも、少なくとも4つのコンセントが必要(デスクトップPC、PCモニター、プリンタ、スマホ充電)なため、大型のものを使っていた。
これら全てをゆとりをもって収納し、電子機器が増設された際の入れ替えもスムーズにできて、さらに簡単に取り付けができるケーブルトレーはないものか……?と探して見つけたのが、サンワダイレクトのメッシュタイプのケーブルトレーだった。
デスク下にケーブル類をスッキリ収納
サンワダイレクト ケーブルトレー デスク下 メッシュ ケーブル配線トレー 幅90センチ クランプ 200-CT004BK 税込6480円(オープン価格)。
撮影:美里茉奈
まずは電源タップなど大きなものからトレーに配置。
表面は面ファスナーがくっつく素材になっていて、付属の面ファスナー(4本)でケーブルなどを好きな位置に固定できる。
撮影:美里茉奈
横幅90センチ、奥行は約15センチ、トレーの深さは約3センチ。PC周りの太いケーブルもしっかり包み込んでくれる大きさだ。
耐荷重は3キロ。トレー底には板が入っているので、大きな電源タップなど重ためのものを置いてもたわむことがない。サイズによってはルーターも置けそうだ。
撮影:美里茉奈
デスクに穴を開けずに取り付けられる
このケーブルトレーはコの字型の金具で固定するクランプ式なので、デスクやテーブルに穴を開けなくても、簡単に取り付けができるのも嬉しい。
天板の厚みは1~4センチまで対応。取り付けは工具不要で、クランプで天板を挟むだけだ。
撮影:美里茉奈
私のデスクに取り付けた場合、トレーとデスクの間には約10センチほどすき間があるので、電源タップのスイッチのオン・オフもしやすい。待機電力のカットにもつながりそうだ。
また、ケーブルのちょっとした位置変更も、ストレスなく行えるようになった。
「配線を浮かせる」ことで足元スッキリ
撮影:美里茉奈
幅90センチのケーブルトレー。私にはピッタリの大きさだったが、デスクのサイズや使用場所などによっては大きすぎると感じる人もいるかもしれない。
しかし、束ねにくい太めのPCコードの収納には大正解。行き場がなく、床に置きっぱなしになっていた電源タップとPC周りのコードをすべてケーブルトレーに納めて浮かせることができた。
床面にコードが這うことがなくなったので、掃除機やワイパーをかけやすくなったのも嬉しい。何より、足元や部屋がスッキリしているのは気持ちが良いものだ。
足元や机の上のケーブル問題に悩む方は多いだろう。床に置くタイプのケーブル収納もあるが、ぜひこの「浮かせる」ケーブルトレーを試してみてはいかがだろうか。