Snapchatは広告予算を投資する価値あるプラットフォームに生まれ変わるのか

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※この記事は、ブランディングを担う次世代リーダー向けのメディアDIGIDAY[日本版]の有料サービス「DIGIDAY+」からの転載です。

Snapchatの最新広告ツールは、広告主に対するメッセージを変えるために用意されたものだ。つまり、その目的は「Snapchatは時間をかける価値があり、投資する価値があるプラットフォーム」だと伝えることにある。

今回新たに伝えたいのは、大きく変貌を遂げているSNS界にあってSnapchatは異端であるというメッセージだ。このところSNSは、見ず知らずの他人から見られて、流行の一端を担う「見るコンテンツ」に変わり、個人的なつながりがまったくない。その流れに抵抗しようとしているのがSnapchatであり、「リアルな関係の拠り所」として見られたいと考えている。このメッセージは、運営会社スナップ(Snap)が広告主向けに最近開催した複数のイベントで明確に伝えられている。

4月19日にスナップが主催したスナップ・パートナー・サミット(Snap Partner Summit)では、ARイノベーションを通じたユーザーと企業のエンゲージメントがテーマとして取り上げられており、その後のIAB(Interactive Advertising Bureau:インタラクティブ広告協議会)のイベントであるニューフロンツ(NewFronts)でも、広告プラットフォームの新たな変更点をいくつも発表している。これは、広告主の財布の紐を緩めさせて、将来の軌道修正に役立てようという目論見だ。

今回の追加サービスが実際にどの程度効果を発揮するのか判断するのは時期尚早だが、マーケターの話を聞くと、最低でも前向きな印象を受けていることはわかる。それでは、注目ポイントを紹介しよう。

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