撮影:苫米地結子
「もしも」の事態は、自分の身にいつ襲いかかってくるか分からない。
国内では、ここ1カ月の間に震度5を超える地震が相次ぎ発生した。
地震のニュースを見るたび、12年前の東日本大震災が頭をよぎるのは私だけではないだろう。
ふだんから使える「防災ふろしき」
株式会社アイクリエイト「防災ふろしき」税込4730円
撮影:苫米地結子
いざという時のために、防災グッズを備えておきたいと常々思っていた。
どうせ持っておくのであれば、ふだん使いできそうなものを選びたい。そうして見つけたのが、この「防災ふろしき」だ。
撮影:苫米地結子
大きさは96センチ四方。正方形の畳一枚分がすっぽり覆えるくらいの大きさだ。
風呂敷といえば和柄をイメージするが、現代的なデザインなので30代の私でも日常使いしやすいと思えた。
包んだり敷いたり。外遊びで大活躍
撮影:苫米地結子
普段は、このように畳んでヘアゴムで縛り、車のトランクに積んでいる。
スマホくらいの大きさに収まるので、積んでおいても場所を取らない。
撮影:苫米地結子
お菓子を包めば袋になるし、地面に敷けばレジャーシートにもなる。
表面がつるっとしているので、土で汚れても手で軽くはたけば簡単に落ちる。
それでもとれない汚れは、洗濯機にかけて洗っている。ただし柔軟剤の使用は不可だ。
いまや子どもと外遊びする時に、なくてはならないものになった。
たまに、エコバッグをうっかり忘れてしまった時の代用品としてもお世話になっている。
突然の雨もこれでしのげる
撮影:苫米地結子
最大の特徴は、世界最高レベルの撥水加工が施されていること。
トップスイマーも使用する競泳水着を手がける染色加工の老舗メーカーが開発した、独自の技術が採用されているそうだ。
試しに水をかけてみたところ、球状になり、布の上をコロコロと転がっていった。
水滴が転がった部分を触っても全然濡れていないからすごい。
撮影:苫米地結子
急な雨に見舞われても慌てる必要はない。頭にかぶれば傘代わりになる。
撮影:苫米地結子
四隅を結んで袋状にすれば、水を汲むことだってできる。
緊急時のバケツ代わりとしてもってこいだ。
撮影:苫米地結子
絞るとシャワーの代わりにもなるからすごい。
これほど濡らしても乾きが早いので、すぐにまた別な使い方ができる。
この特性は「防災に特化した」風呂敷ならではの特徴といえるだろう。
「もしも」を想定したデザインだから安心
撮影:苫米地結子
災害時は不安で頭がいっぱいになり、普段当たり前にできているようなことができなくなったりする。
「防災ふろしき」には、緊急時に役立ちそうな11通りの使用アイデアが書かれているので、緊急時も慌てず済みそうだ。
撮影:苫米地結子
印字されているQRコードをスマホで読み取れば、首相官邸の災害サイトにアクセスできるのもありがたい。
日常的に使える=もしもに備えておける
撮影:苫米地結子
ストールとして身につけたり、枕やクッションのカバーとして使えたりと、風呂敷の活用アイデアは多岐にわたる。
日常使いがしやすいということは、「もしも」に備えておけるということ。
日本に古くから伝わる「ふろしき文化」をこの機会に見直してみてはいかがだろうか。