名門VCセコイアが数百人のAI起業家と面談し、勤務時間の9割をAI企業調査に充て、時に破格の評価を提示する理由

セコイア・キャピタル

マネージングパートナーのロエオフ・ボサをはじめ、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)のパートナーが人工知能(AI)スタートアップへの投資を最優先に取り組んでいる。

Konstantine Buhler/Sequoia Capital, MediaNews Group Bay Area News/Getty, Sonya Huang/Sequoia Capital, Pat Grady/Sequoia Capital, Tyler Le/Insider

「ChatGPT(チャットジーピーティー)」の衝撃的なデビューによって、生成AI関連のユニコーン(企業評価額10億ドル以上の未上場会社)が続々と生まれている。

ベンチャーキャピタル(VC)がこぞって人工知能(AI)スタートアップへの投資を増やし、評価額が跳ね上がっているためだ。

名門VC、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)もその流れの中心にいる。

2022年9月、ChatGPTの開発元であるOpenAI(オープンエーアイ)の直近の評価額が約200億ドルと報じられる直前、セコイアのパートナーであるパット・グレイディとソーニャ・フアンは、半世紀以上の歴史を持つ有力VCとしては珍しい呼びかけをした。

自社ウェブサイトに「生成AI:創造的な新しい世界」と題したブログを投稿し、AIスタートアップの創業者にアイデアやピッチ(投資家向けのプレゼン資料)を直接メールで送るよう呼びかけたのだ。

2人のパートナーはブログでこんな展望を語った。

生成AIは、より速く安くなるだけでなく、場合によっては人より優れたものをつくり出す可能性が十分にあります

間もなく、この投稿に反応した起業家たちから何百通もの応募が殺到した。

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