撮影:美里茉奈
だんだんと蒸し暑くなってきて、夜も少し寝苦しい日が増えてきた(私は沖縄に住んでいる)。
以前この連載でご紹介した、愛用中のふとん工房グーグ「アップサイクル ダウン50% ダウンピロー」に夏用のまくらカバーをつけようと考え、無印良品へ。
そこで購入したのが「リヨセルコットン二重ガーゼまくらカバー」だ。ガーゼの肌触りが気に入った。
フワッとした肌触り
リヨセルコットン二重ガーゼまくらカバー オフ白(50×70センチ)税込990円 。カラーバリエーションは6色ある。
撮影:美里茉奈
実際にまくらにつけて使ってみると、ガーゼのフワッとした肌触りが心地よく、寝汗でベトっとする感じがなく快適に眠れた。
リヨセルは、ユーカリのパルプ(木材)を溶かして作られる再生繊維の一種。吸湿性・放湿性に優れ、速乾性があり、さらに乾くときに縮みにくい特性があるのが特徴だ。
愛猫も、フワッとした感触が楽しかったようだ。
撮影:美里茉奈
枕カバーは肌や髪に直接触れるので、できれば天然繊維を選びたい。
だが、肌触りの良い綿素材は汗に濡れると乾きにくいし、洗うと縮みやすい。このカバーは、リヨセル52%、綿(オーガニックコットン)48%でできていて、綿の欠点をリヨセルで補いつつ良いとこ取りをしているカバーなのだ。
カバー交換がしやすい、絶妙なサイズ感
手持ちの枕に装着したところ。枕を入れて端を折り返せば完了。折り返しても少しゆとりがあるサイズ感だ。
撮影:美里茉奈
日本で主に流通している枕のサイズは43×63センチ、大き目サイズとしては50×70センチ。リヨセルコットン二重ガーゼまくらカバーも、この2サイズを展開している。
「使いやすい!」と感じたのは、実際のサイズだ。装着前に洗濯機で洗ったので、若干は縮んでいることを予想していたが、全くキツさを感じることなくカバーを着脱できた。
スムーズにカバーを交換できることで、洗い替えの時に感じる面倒くささが一つ減ったのも嬉しいポイントだ。
洗う時は洗濯ネット必須・乾燥機はNG
取扱いのタグには「洗濯機OK」の表示があったが、洗濯ネットには入れるようにとの指示が添え書きしてあった。また、陰干しかつ乾燥機NGだ。
撮影:美里茉奈
リヨセルは、丈夫だが摩擦には弱く、水に濡れた状態でこすれると表面が毛羽立ち、白くなってしまう性質があると言う。
顔に触れるぶん、肌触りが重要な枕カバー。肌触りの良さを持続させるため、洗濯ネットや陰干しなど、洗濯の際には少しだけ気を配ろうと思っている。
自然に還る天然由来の再生繊維
撮影:美里茉奈
サステナブルな繊維として注目を集めるリヨセル。このまくらカバーを通じてその素材のことを知った。
リヨセルは天然素材であるユーカリを原料としているため、綿やウール、シルクや麻などの天然繊維と同様に、土壌や水中の微生物により分解されて、最終的には二酸化炭素と水になる性質(生分解性)があるという。
環境のことを考えて、可能な限り生分解性のある素材で作られたものを選んでいきたいと思った。
[無印良品公式サイト/リヨセルコットン二重ガーゼまくらカバー(50×70cm用・オフ白)]