ギフトカードは、見た目以上に万能な贈り物だ。
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- ギフトカードはシンプルに見えて、さまざまなシチュエーションで役立つ完璧な贈り物だ。
- 自分に贅沢をしない人にエステサロンのギフトカードを贈ったり、全く知らない分野に関心や趣味を持つ人のサポートをすることもできる。
- ギフトカードを贈ることで中小企業の支援ができたり、目まぐるしく変わる子どもの興味にも対応でき、集団に同じプレゼントを贈りたい時にも便利だ。
キラキラした包装紙と豪華なリボンでラッピングされた大きなプレゼントや、中にお菓子がぎっしり詰まったクリスマスのブーツなどに比べると、ギフトカードをもらった時の興奮は小さいかもしれない。
しかし、ギフトカードには簡単に用意できるという利点だけでなく、どんな人にも理想のプレゼントとなり得る十分な根拠がある。本記事では、なぜギフトカードが万能な贈り物なのか、それを裏付ける7つの理由を紹介しよう。
1. いつも他人を優先させる人への贈り物として
ギフトカードには、私欲のない人にたまには自分自身を優先させて、実際にセルフケアを受けさせてあげられる実行力がある。筆者の義理の姉は仕事と育児で忙しい女性だが、彼女に何かプレゼントを贈っても、それが姪の目に止まると姪の物になってしまう。
しかし、マッサージやフェイシャルエステを受けられるサロンのギフトカードを贈れば、それは義姉本人しか使えない。私は彼女に自分のケアをして欲しいし、しばらく持てなかった自分だけの時間を持って欲しいので、彼女だけが使える物や彼女しか受けられない経験と引き換えることのできるギフトカードをプレゼントするようにしている。
2. 自分には分からない趣味や関心を持つ人のサポートにも
ギフトカードは、自分には全く分からない非常に特殊な関心を持つ人への贈り物としても完璧なアイテムだ。
筆者の親友はエステティシャンで、自分の顧客に勧められる商品かどうかを見極めるため、保湿剤や日焼け止め、ニキビケア用品、さらに、翡翠でできたローラーや面皰抽出器(上級者向けの角栓取り)からフェイスマッサージャーなどのスキンケア器具まで、常にスキンケアの新商品を幅広く試している。
彼は非常に多くの商品を試してきているので、まだ使ったことのない物がどれなのか私には分からないし、もし彼が既に使ってみて気に入らなかった商品を彼に贈ってしまったら最悪だ。それに、彼のスキンケアへの情熱は彼の仕事と関連しているから、新商品が出たらすぐに試さないといけないので、もし彼が具体的に商品を指定してくれたとしても、クリスマスまで待たせる訳には行かないのだ。
だから、彼には「セフォラ(Sephora)」や「ウルトラ・ビューティー(Ultra Beauty)」のようなコスメ専門店のギフトカードを贈り、彼の望む最新で最高のアイテムを自分で選んでもらえるようにしている。
3. 夢中になるものが日々変わる子どもへの贈り物に
幼い姪にギフトカードを贈る理由も、前項とほぼ同じだ。姪っ子はまだ6歳で、彼女の興味の対象は目まぐるしく変わる。さっきまで恐竜に夢中だと思っていたら、もう別のものに興味を示し、「アナと雪の女王」に夢中な日もあれば、「ミラベルと魔法だらけの家」に釘付けの日もある。
筆者は遠く離れた別の州に住んでいるため、彼女がどんなおもちゃを持っているかとか、日替わりで変わる映画の好みを常に把握するのは難しい。しかし、「レゴストア(LEGO Store)」や「ディズニーストア(Disney Store)」のギフトカードを贈れば、その時彼女が欲しいものを自分で選ぶことができ、喜んでもらえることは間違いない。
4. 親に横取りされにくい贈り物ができる
ギフトカードは、あらゆる年齢の子どもや若者も恩恵を受けることができるプレゼントであり、特に現金をあげると親に取り上げられてしまう心配がある場合にも最適な贈り物だ。筆者が子どもの頃は、祖父母からお金をもらっても両親に取られてしまい、私はいつもプレゼントを横取りされたような気分になっていた。
「Visa」や「Amazon」、大型量販店「ターゲット(Target)」などの誰でも使えるギフトカードを贈ってしまうと、やはり親に取られてしまう可能性があるため、私が親友や姪へのプレゼントにギフトカードが最適だと考えるのと同様に、受け取る相手が好きな特定の店、例えば「アーバン・アウトフィッターズ(Urban Outfitters)」や「アメリカン・イーグル(American Eagle)」、「ホット・トピック(Hot Topic)」などの衣料品店や「ゲームストップ(GameStop)」など、Z世代の若者が好むお店を選び、その店舗のギフトカードを贈れば、親に取り上げられることは避けられるだろう。
5. お金を必要としている人をさりげなく支援できる
子どもがもらった現金を親が取り上げてしまうのは、親が本当にお金を必要としている場合もあり得る。大切な人がお金に困っていたら、ぶっきらぼうに現金を渡すのではなくギフトカードを贈ることで、相手の気分を害することなく助けてあげることができ、思いやりのある贈り物になる。
「ウォルマート(Walmart)」や「ターゲット(Target)」のような量販店の一般的なギフトカードを贈れば、相手がお金に苦労していることを指摘することなく、生活必需品や、彼らが望んでいた生活の質のアップグレードにつながる買い物に使ってもらうことができる。ギフトカードは、相手に恥ずかしい思いをさせることなくお金の支援をすることができる、気の利いた贈り物になるのだ。
6. 複数の人に同じ物を贈りたい時に
一緒にプレゼントを開ける可能性のある複数の人に贈る場合も、ギフトカードは最適だ。
同時に複数の人にギフトカードを贈ると、みんなに同じ物をあげたように見せることができるが、贈る側は5ドルから500ドルまで選ぶことができ、ギフトカードに金額が表示されない場合が多いため、受け取った側は自分のカードにいくら分入っているのか瞬時には分からない。
他の人に気付かれることなく一部の人にだけ金額を多めにあげたい——。そんな時も、ギフトカードは非常に便利な贈り物だ。
7. 自分の好きな中小企業を支援する機会にもなる
お気に入りの店のギフトカードをプレゼントとして誰かに贈ることは、中小企業を支援する素晴らしい手段にもなる。
中小企業からギフトカードを購入すると、実質上、売り上げを前倒しすることになり、中小企業にとっては得られなかったかもしれない収入を保証することになる。ギフトカードを贈ることは、自分の好きな店を自分の好きな人たちに紹介できる機会にもなり、そのような店が新たな顧客、うまく行けば生涯の顧客を獲得できるよう支援することにもつながるのだ。
受け取った人が何らかの理由でギフトカードを使わなかったとしても、中小企業には、切実に必要としていたであろう売り上げは入ってくる。
受け取る側がお願いしなくても、彼らが本当に欲しい物を手に入れさせてあげられる贈り物こそが、最も思いやりのあるプレゼントだと言えるのではないだろうか。
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