いまや過半数が女性売れ。ファミマPB「コンビニエンスウェア」好調のワケ

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コンビニエンスウェアの商品棚。

撮影:杉本健太郎

ファミリーマートが展開しているプライベートブランド(PB)のアパレル商品「コンビニエンスウェア」が女性層の支持を得て好調に売れている。

ファミリーマート広報によると、コンビニエンスウェアの売り上げ状況は2021年3月の全国展開から、「2022年度(2022年3月~2023年2月)は立ち上げ初年度に対して160%伸長」「2023年度(2023年3月~)は現時点で更に140%伸長のペースで成長しております」という。

5月23日からはハワイを代表するアロハシャツブランド「reyn spooner(レインスプーナー)」とコラボレーションした「今治タオルハンカチ」(税込800円)や「ボクサーパンツ」(税込990円)のほか、コンビニエンスウェア初のシューズとなる「サンダル」(税込2990円)を発売するなど、新商品も続々と投入している。

コンビニ衣料品=男性のイメージを覆した

サンダルとハンカチ

「reyn spooner」とのコラボ商品と開発に2年間かけたサンダル。

提供:ファミリーマート

ファミリーマート広報はBusiness Insider Japanの取材に対し、「全国的に売れております。従来のコンビニの衣料品は男性の購入が多かったですが、コンビエンスウェアでは女性のお客様も多く購入されております」と回答。また、「男性向け」というコンビニ衣料品のイメージを覆し、コンビニエンスウェアの売り上げの男女比は、意外にも女性が過半数を占めるという。

1000万足以上売れているソックスなどのヒット商品が出ていることもさることながら、好調の背景には女性層を開拓できたことも、一因と言えそうだ。

「コンビニエンスウェアにおいて、女性のお客様の方が男性のお客様より比率が高いです。2022年度は2021年度に対して男性のお客様も大幅に増えておりますが、男性のお客様の伸長率以上に女性のお客様は増えております」(ファミリーマート広報)

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コンビニエンスウェアに続々と新商品を供給するファミマ。

撮影:杉本健太郎

コンビニエンスウェアの販売を開始してから、ユーザーの来店動機にも変化があるという。

「これまで、コンビニでは雨の日などの緊急需要が多かったのですが、緊急需要だけではなく、日常使いして頂けるアイテムとして“指名買い”して頂けるような商品として開発いたしました。発売日に新商品目当てで店舗へ来店される方が多くいらっしゃいますので嬉しく思っています」(ファミリーマート広報)

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