袋や食材など、あらゆるものが切れるキッチンばさみは、台所になくてはならない存在だ。
ただ、少々お手入れがしにくいアイテムでもある。刃が重なる部分は、どうしても洗いにくい。
衛生面を考えると留め具を外して洗いたいものだが、取り外せないものがほとんどだ。
簡単に分解できるキッチンばさみ
無印良品「分解して洗えるキッチンばさみ」1690円(税込)
撮影:苫米地結子
無印良品の「分解して洗えるキッチンばさみ」をご存じだろうか。
道具を使わずとも、留め具を簡単に分解できるという点がクチコミで話題になり、一時品薄状態が続いた人気商品だ。
私も話題を聞きつけ、3年前に購入した一人である。
このように大きくはさみを開き
撮影:苫米地結子
留め具を穴の形とぴったり合わせるだけで、簡単に取り外せる。
撮影:苫米地結子
はさみを開くだけで分解できるので、使用中に外れてしまうんじゃないかと心配していたが、今のところ一度も外れたことはない。
肉や魚もサクサク切れる
切れ味が抜群なので、包丁の代わりとして大活躍している。
撮影:苫米地結子
よくみると、刃がノコギリのようにギザギザしている。
撮影:苫米地結子
このギザギザのおかげで、筋っぽいぬめりのある肉や魚も、紙のようにサクサク切れる。
もはやこれ1本で調理が完結することもよくある。
撮影:苫米地結子
包丁に比べて、食材の大きさを揃えたり細かく切ったりもしやすい。
分解できるから洗いやすい
撮影:苫米地結子
キッチンばさみなら、まな板を使わず済むし、包丁よりもガシガシ洗える。
分解できるので隅々まできれいにできるのが心地いい。
撮影:苫米地結子
洗い物が少ないときは手洗いするが、多いときは食洗機にお任せしている。
自分で洗う手間が減るので、他の家事に時間を割けるのはありがたい。
シリコーン素材だから手を痛めない
撮影:苫米地結子
以前は、持ち手までステンレス製のキッチンばさみを使っていたが、固くて手を痛めてしまうことがよくあった。
これは握る部分がシリコーン素材なので手に馴染みやすく、固いものを切っても手を痛めず済む。
握りやすく、包丁よりもラクに切れるので、子どもに料理を教えるタイミングが来たら、まずはキッチンばさみから握らせてみようと思っている。
多少サビがついても切れ味は健在
撮影:苫米地結子
末長く使うため、月に一度簡単なお手入れをしている。
アルミホイルを何重にも重ねて折ったものを細かく切るだけで、切れ味が元に戻るのだ。
撮影:苫米地結子
毎日使っているので、さすがに小さなサビが目立ってきたが、切れ味は買った当初とさほど変わっていない気がする。
分解できるからこそ衛生的に使えて、末長く使いたいと思える。
十年選手を目指して、お手入れしながら大切に使っていきたい。