アムトラックの最新高速列車｢アセラ｣を見てみよう…運行開始は2024年に再延期

• アムトラックは、特急列車アセラの新型車両の導入を2024年に延期した。
• この新型車両は、より多くの座席、スピード、そして快適さを備えるものとなる予定だ。
• リニューアルされた食堂車やリサイクルレザーを使用した座席など、新型アセラの車内を見てみよう。

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ボストンとワシントンDCを結ぶアムトラック（Amtrak）の特急列車、新型｢アセラ（Acela）｣の運行が2024年に再び延期された

Source: Amtrak

老朽化した線路に問題があったと列車の製造元であるアルストム（Alstom）は述べている

｢車輪と線路の接触面のモデルケースの作成は、ワシントンDCとボストンを結ぶ路線では線路の老朽化など、その特有の状態のために複雑になっている｣とアルストムの広報担当者はInsiderに語っている

Source: Insider

アルストムが｢テスト運行を完了し、すべての安全要件を満たす｣まで、列車は運行を始められないだろうとアムトラックの広報担当者はInsiderに話している

Source: Insider

とは言うものの、新車両への期待は大きい。グレーとブルーのシートが並ぶアムトラックの古い車両にうんざりしている乗客たちにアピールする新しい車両を詳しく見てみよう

Source: Amtrak

現在の車両は2000年から運行されており、アムトラックが老朽化したこの車両を更新する計画を発表してから6年が経過している

Source: Amtrak

現在の20編成から28編成に増える予定の列車は、時速160マイル（約267km/h）で走行可能だ

Source: Amtrak

アセラの新型車両には378席の座席が設置される

つまり、座席数は現行車両の304席から25％増えることになると、旅行サイト、ザ・ポインツ・ガイ（The Points Guy）のベンジ・スタウスキー（ Benji Stawski ）は報じている

Source: The Points Guy

列車内は、現在運行されているどのアムトラックの車両よりもモダンな印象だ

デジタルスクリーンのようなディテールや…

…ウイング付きのヘッドレストのある座席などは、新しい車両をよりモダンで快適なものにする

最もわかりやすい変化は客席とカフェカーにある

カフェカーは待望の完全リニューアルを果たしている

新しいおしゃれなカフェはデジタルメニュー、ヒップレスト、バースタイルのカウンターがあり、軽食を提供する

その姿は、今のカフェのスタイルとは似ても似つかない

客車の座席は古典的な配置を維持している。しかしこれまでのデザインとは違い、新型車両ではヘッドレスト部分が色分けされている

ビジネスクラスのヘッドレストの色は青、ファーストクラスのヘッドレストは赤になっている

クラスに関係なく、すべての座席に読書灯が内蔵され、コンセントやUSBポートはより使いやすくなっている

Source: Amtrak

座席にはさまざまな大きさのテーブルが設置され、旅行者のニーズに応える

座席からよろよろと出るときほど気詰まりなものはない。4人掛けシートでの出入りを容易にするため、テーブルには折りたたみ式のエクステンションを採用している

よりサステナブルな旅を実現するため、シートにはリサイクルレザーが使用される予定だ

アムトラックによると、さらにこの列車は旅行者1人当たりのエネルギー使用量を40％削減しているという

新型コロナウイルスの時代にはすべてがタッチレスの仕様になったように思えるが新型アセラも例外ではない

自動ドアとタッチレスのアメニティを備えたトイレなど、いくつかの車内サービスやアメニティは非接触型になるという

あなたが完全リニューアルされるアセラへの乗車を熱望するのなら、しばらく我慢してほしい

この新型アセラに乗るのは、ボストンとワシントンDC間で運行が開始される2024年以降まで待たなければならない

Source: Amtrak

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