34歳元コンサル、不動産投資で経済的自立を実現。本業を辞められたのは「不況に強い」投資戦略のおかげ

ケント・ホー氏とその家族。

不動産投資家のケント・ホー氏とその家族。

Courtesy of Kent He

ケント・ホー氏(Kent He、34歳)は約10年間、会社員として過ごした。

彼は2011年にベントレー大学を卒業後、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)で約4年間コンサルタントとして勤務した。その後、家族が経営するレストラン事業の立て直しを支援するためにPwCを退職。そして2017年に大手保険会社に転職し、再び企業に勤めることになった。

「いつかは会社員として働くのを辞めたいと考えていました。そのためには、毎月キャッシュフローを生み出さなければいけません」

ホー氏は副業として、不動産投資に挑戦することにした。具体的には、短期のバケーションレンタルを始めてみようと考えたのだ。

調査した結果、エアビーアンドビー(Airbnb)の物件は、長期賃貸よりリスクが高いものの、最も多くのキャッシュフローを生み出すことができると確信した。

その読みは正しかった。サンディエゴ在住のホー氏は、2021年と2022年にアリゾナ州スコッツデールに2つの投資物件を購入し、若い独身女性をテーマにしたエアビーアンドビー物件に変えた。2022年半ばには、2つの短期レンタル物件から得られるキャッシュフローで家族の生活費を賄えるようになり、本業を辞めることができたのだ。

不況に勝つ戦略:短期レンタルと賃貸住宅へ投資先を多様化

ホー氏が短期レンタルを好む理由は「非常に多くのキャッシュフローが得られるから」だ。しかし、同時に次のようにも話す。

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